ストックオーバーフロー

Twitterの公式アプリをアンインストールした。ついでにFacebookとInstagramも。

これは俺にとって自衛のようなもので、最近特に悩まされていた、「入ってくる情報が多すぎる」という問題に対する解決策として実行することになった。

 

このことはずっと以前から自覚していて、スマホを持つようになってから俺は一度も着信音をオンにしたことがない。つまり、「常にマナーモード」という非常に礼儀正しい状態でスマホを使用していた。

そして1年くらい前からはマナーモードすら止めて、サイレントモードに移行した。もはや礼儀正しいを通り越してただの陰キャである。お辞儀が深すぎて地中深くまで潜り込んじゃった的な。「あいつの弱点は太陽の光よ!」by ハーマイオニー・グレンジャー

 

それでもスマホを開く必要は頻繁にあって、その度に通知を見てしまったり、その流れでTLを眺めてしまったり、そこからくだらない動画に飛んでゲラゲラ笑ったりと素晴らしきインキャーネットを満喫することになる。そんな流れの中で、不必要な情報を大量に入手している。

 

「情報が多くて何が困るのか」という人もいるかもしれない。確かに、意識高い高いな感じで言うと、「インプットのプライオリティを高めて圧倒的成長」みたいなことは言える。しかし、この場合はマイナスの方が多そうだという結論に達している。

 

例えば、このブログのネタはインターネットから拾ってくることが多い。

いまは書きたいことが5つくらい溜まってるんだけど、これは明らかに多すぎる。5本も記事を書くとなると一日中テキストを打っていなければいけないので、どうしても優先順位をつけて取捨選択する必要がある。つまり、プライオリティをつけてベストプラクティスをフィックスする必要がある。

するとどうなるかというと、一時的に活動が停止する。エディタを開いても、内容が決まるまでは書き始めることができない。

 

選択肢というのは非常に厄介なもので、多くの場合、行動の邪魔になる。意識ハイハイな感じでいうところの「パラドックス・オブ・チョイス」である。商品の種類が少ない方が多く売れるっていうやつ。

アイデアというのも、多すぎると逆にどれから手を付けようかと困ってしまうのだ。

 

ちなみにいまのはブログの話だけど、動画や音楽や物語やアプリのアイデアを含めると両手では足りない。ちょっと貴方の指を貸して頂けませんか?いいえ、決して怪しい性癖ではございません。という事案により懲役をくらってアズカバンに投獄されるかもしれない。助けてロン・ウィーズリー。

 

このような、「自ら選択肢を狭める」という行動は、以前から無意識に実行してきたように思える。

例えば音楽で言うと、俺は電子楽器を買ったことがない。メーカーとかピックアップとかエフェクターとか、拘りだしたらキリがないと知っているからだ。これがピアノやドラムならその場にあるやつを使えばいいし、ウッドベースならオリジナル・フラットクロームとポップスの組み合わせで誰も文句を言わない。ウクレレはマグマの弦に辿り着くのに苦労したからもうこれ以上試したくない。

 

楽器に言えるということはプログラミング言語にも言える。「これからはPython必須だよなー」とか「結局Javaが安定なのでは」とか「いや今ならKotlinだろ」とか言ってるとコードを書き始められない。

最近はあるものをごにょごにょと作っていて、それが一段落するまでは「JSしか書かないし読まない」と決めている。その決意が揺るがないようにTwitterのアイコンを上野動物園でひとりで撮ったサイにした。

 

※この本は古いから買わないほうがいい。

 

というわけで、ネタのストックとは全然関係ない内容を長々と書いてしまった。それと、これを書きながらまた新しいネタが3つ浮かんだので俺はもうだめかもしれない。まあいざとなったら無人島にでも行って情報を完全に遮断すればいいと思うんだけど、そうだ。

 

「無人島にひとつだけ持っていくとしたら」っていう質問あるけど、あれってどういう状況なのかって考えると多分死を求めていってるから生き残るための道具よりも人間が水無しで生きられる数日間を幸せに過ごすためのアイテムを選んだほうがいいんじゃないかと……

 

ちょっと助けてくれませんか、額に稲妻の傷のある貴方。