嘘を嘘と見抜けなくてもネットは使える

今年のエイプリルフールも、例年通りインターネットが賑やかだった。

話題になっているサイトを見て回ったり、あと、YouTubeライブで釣りをやったりして楽しませてもらった。

 

ただ、個人的にちょっと残念なこともあって、「それって嘘でも何でもないよな」って企画があまりにも多い気がする。

ちゃんと「騙された!」ってなったのは、Google Search Console(Googleが提供してるウェブデベロッパー向けのツール)くらいだった。サイドバーに「Recrawl now」ってボタンが追加されてて、クリックすると何故かYouTubeに飛ばされて「Never Gonna Give You Up」のMVが再生されるっていう意味不明なやつだったんだけど、下手なネタ企画よりも面白かったと思う。よくそのアイデア通ったな。

 

ちゃんとした嘘が少ない理由というのは、実は思い当たる節がある。

それは、釣りという文化が既に終わっているという説。

 

ここで、俺がやった釣りの話に戻る。

昨日の夜中に思いつきで実行したネタは、はっきり言って失敗だった。

「エイプリルフールだから何でも話してあげよう」ってタイトルでライブ配信して、その間、一切の言葉を発しなかった。コメントとか全部無視して、基本的にカメラを見つめてるだけ。それを90分間流し続けた。

で、これって時代に合ってなかったなと。

 

具体的に言うと、「騙されたww」みたいな反応が想定よりずっと少なかった。

反省点としては、もうちょっとわかりやすい表現にすればよかった。口にガムテープ貼っておくとかして、「話さない」っていうのをちゃんと強調してあげたり。

それと、あえてタイトルに「エイプリルフール」って書いてたんだけど、あれはひねり過ぎだったかもしれない。

 

10年以上前から毎日のように釣ったり釣られたりをしてきた、みたいな人間の感覚は少しズレている。昔はそれがネットの標準だったかもしれないけど、いまはもう違う。

 

そんな事実を、YouTuberの王ヒカキンのエイプリルフール動画を見て痛感した。

 

 

これがいまの標準らしい。

俺、インターネット向いてないかもしれない。

塗田一帆(ぬるたいっぽ)

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