キズナアイの無期限活動休止に関する前向きな妄想

キズナアイが来年の2月から無期限活動休止するとのこと。

 

これに関して、何故”無期限休止”なのか、そして、どうして”このタイミング”なのかを雑に考察していく。

まあ陰謀論レベルのコタツ記事だと思って気楽に読んでいただければ。

 

 

まず、無期限活動休止ということは、先のことがわかっていない(けれど何かを準備する必要がある)ということで、例えば過去にあった「Kizuna AI株式会社を立ち上げて権利関係を整理する」とかいう時にはその必要が無かった。

つまり、今回報告された休止というのはそれ以上に大きな変化があるということを意味している。

 

それともうひとつヒントになりそうなのは、「これは前向きな休止である」ということを強調しているという点。

つまり、よくある”実質的な引退”とかではなく、本当に何かを準備しているものと思われる。つまりはキズナアイは帰ってくるはずなんだけれど、何がどう変わって帰ってくるのか。

 

これは筆者の直感に過ぎないが、単刀直入に言うとメタ社(旧Facebook)の方針変更が関係していると踏んでいる。

以下、その根拠と思われるものを挙げていく。

 

まず、キズナアイとメタ社の関係を整理しておきたい。

最初に大きな取り引きがあったのは、「Kizuna AI – Touch the Beat!」のリリースで、これはOculus Quest 2のローンチタイトルになっているリズムゲーム。ストアの「殿堂入り」も果たしている。

ちなみに、Questのストアでは現在に至っても他にVtuber関係のタイトルはひとつも発表されていないし、あの「cluster」のクライアントアプリですら公式ストアでは配信できていない。(「App Lab」というインディーズ向けのシステムを使って配布する予定)

 

Kizuna AI - Touch the Beat!

殿堂入りアプリ一覧のトップにキズナアイのゲームがある。

 

次に、「Kizuna AI Virtual Fireworks Concert」について。

これは今年の9月25日にメタ社のバーチャルリアリティプラットフォーム「Venues」にて開催されたもので、筆者も現地で鑑賞したのだけれど、参加にはFacebookアカウントが必須(実質入場料?)というシステムで運用されていた。

 

Virtual Fireworks Concert

 

こんなことをやっているVtuberは他におらず、つまり、キズナアイはメタ社のVR部門(旧Oculus)と直接取り引きしている唯一のVtuber(※Venuesの閲覧ゲスト6名を除く)と言える。

 

そのメタ社がつい先日打ち出した新しい方針というのが「メタバースに全力を出す」というもので、今後100億ドル(約1兆円)もの資金を投入するという。

 

じゃあメタ社はその金を何に使うのか。

ひとつはメタバースの根幹となるシステムの開発費、それからハードウェアの開発費だろう。

そして、もうひとつ見落としがちなのがコンテンツの充実である。

 

「Questの最大のライバルはNintendo Switch」と巷では言われているが、任天堂とメタ社の大きな違いがそこにあって、メタ社は独自のIPを持っていない。彼らにはマリオもリンクもピカチュウもいないのだ。

そこでいま、彼らは必死にコンテンツを集めていて、ついこの間「バイオハザード4」のVR版を独占タイトルとして投入したり、色々と頑張っている模様。そこにキズナアイも加えたいと考えているのではないか?というのが筆者の考えだ。

 

キズナアイというIPは現在Kizuna AI株式会社が保有しているので、親会社のActiv8としては非常に手放しやすい状態と言える。

Activ8は「生きる世界の選択肢を増やす」というミッションを掲げて「Spectacle(仮称)」というVRライブシステムを開発しようとしていた会社だが、ホロライブのカバー社のようにイチからメタバース(「ホロアース」という)を開発するよりも、メタ社という巨人のシステムに乗っかって、そのIPとしてキズナアイを提供した方が手っ取り早いし勝算が高いのではないだろうか。

 

ということで、この記事の結論としては、キズナアイはメタ社が引き取るのかもしれないね。という話。

もしそうなれば、おそらく資金繰りに苦しんでいるKizuna AI株式会社は救われ、メタバースという新天地にて「世界中のみんなとつながりたい」という目標によりダイレクトな形で挑んでいけるのではないだろうか。

 

過去には”4人に分裂する”という超最先端な手法にも挑戦したキズナアイ。

彼女の次の一手はきっと我々には想像すらできないようなもので、このくらいデカい話も全然アリなのではないか。

 

いつになるのかわからないけれど、答え合わせをお楽しみに!

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