受験なんてただの点取りゲームなんだから全力でやれ

センター試験が近いということで、受験生向けの記事。

学校の先生があまり言わなそうな「俺流の勉強テクニック」を並べてみようと思う。普遍的な内容のつもりだけど、あくまで「俺流」なので、間違いや相性が合わないこともあると思う。採用する際は自己責任で。

 

おそらくこんな時期にこんなブログを読んでる受験生は、ほぼ例外なく気合が足りていないので、あえて煽り口調でいく。ついてこいや。

 

 

・覚えようとか考えるな

受験は覚える力を競うんじゃない。重要なのは思い出す力だ。勘違いするな。

お前がそれを「覚えていたかどうか」は、全く、一切、これっぽっちも関係ないと思え。必要なのは頭の中に入れた情報を素早く出力する技術だ。本読んだだけで勉強した気になるな。

まずは、情報を取り出しやすいところに入れろ。好きなものと関連付けるとか、強烈なフレーズや体験とセットで覚えるとか。

そして、何度も繰り返し思い出して出力しろ。引き出しの奥にあるものを何度も出し入れして手前の方に持ってくるイメージだ。ノータイムで書けるまで繰り返せ。

 

・電気を消せ

「なかなか集中できない」とか言ってるお前、部屋が明るすぎるんじゃないか?

明るい映画館を想像してみろ。コンサート会場でもいい。周りの客が気になって仕方ないだろ。

お前が勉強中に意識を持っていかれる本やゲームは見えているからいけないんだ。もし処分したくなかったら、電気消せ。

もちろん真っ暗闇じゃろくに字も読めないから、デスクスタンド間接照明を置け。目の疲れや肩こりを感じるようなら、それは暗すぎる。うまく調節しろ。

 

・スマホと別居しろ

サイレントモードだとか、電源切ってるとか、関係ないから。スマホが同じ空間に存在しているだけで気が散って作業効率が落ちるという実験結果が出てる。テキサス大学の研究チームのやつな。

スマホは最低でも別の部屋に、可能なら親とかに渡して隠してもらえ。

もし何かのアプリが勉強に必要だっていうんなら、中古のiPadひとつ買って勉強専用端末にしろ。他のアプリを落とせないように他人にID設定してもらえ。ペアレンタルコントロールでもいい。

 

・好きなだけ休憩しろ

普通の人間は、それほど興味のないことに1時間も集中できない。

サッカー知らない人間に「オランダ vs カメルーン」見せて、ハーフタイムまで集中して見続けられると思うか?不可能だろ。そんなこと無理やり続けてると、滅茶苦茶疲れる。最悪、数時間の勉強で丸1日潰れる。

勉強5:休憩1の割合でやるとしても、「50分:10分」と「20分:4分」と「5分:1分」とは全く違う。教科、体質、その日のコンディションに合わせて柔軟に調整しろ。

インターバルタイマーを使ってもいいが、時計を見ながら手を動かす練習も意識してやるといい。

 

・志望校の過去問は夜中に解くな

試験時間は日中だ。過去問は本番と同じ時間にやれ。

同じ時間帯に同じコンディションで解いたものがお前の実力に一番近い。睡眠とか運動とか食事とか、可能な限り条件を揃えてやれ。

逆に、本番で急に変なことやるな。エナジードリンク飲むとかな。練習は本番のように、本番は練習のようにやれ。

 

・厚着しろ

ちょっとでも身体が嫌がりそうなこと、暑い、寒い、眠い、寝すぎ、空腹、食べ過ぎ、運動不足、動きすぎ、頭痛、肩こり……そういうのは全部ストレスの原因だ。

ストレスの多い環境下では人間の性能は際限なく落ちる。とにかく快適な空間・体調で勉強しろ。

湿度や気圧にも気を使って、元気でいろ。分厚い靴下履いてニット帽かぶれ。風呂入って体操して寝ろ。

 

・手法にこだわり過ぎるな。

学力は「時間 × 内容 × 効率」 だ。

効率化に時間を掛けすぎて勉強時間が減るなんてことがないように気をつけろ。

多くの時間を掛けて、自分に合った上質な課題を、効率的なやり方でこなし続けろ。

 

 

さて、以上が俺の与えられる全てだ。もし何か思い出したら加筆する。

さんざん偉そうなことを言ってきたが、俺が進学したのは音大だし、それも中退したから最終学歴は高卒だ。

「そんなやつの言うことはあてにならない」と思われても仕方ないだろう。

 

何を信じて何を選ぶかは自分で決めろ。それも含めてお前の学力、それも含めて受験だ。

 

最後に、この記事の内容をいつか思い出したいと思ったなら、「読んだだけ」で満足するなよ。

いまドキッとしたやつ、そういうところだからな。

 

それじゃ、健闘を祈る。

塗田一帆(ぬるたいっぽ)

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