「バーチャル美少女探偵と1万人のワトソン」が第19回小学館ライトノベル大賞《優秀賞》を受賞しました

4年ぶり2度目の新人賞受賞のお知らせ。

 

 

ライトノベルというジャンルに興味を持ったのは、デビュー作の「鈴波アミを待っています」(早川書房の長編版)「このライトノベルがすごい!2023」にランクインしたときのことで、その当時こんなことを思った。

 

「一般文芸を書いたつもりでランキングに入れるのなら、最初からライトノベルを書いたらどうなるの?」

 

ということで早速一本書き上げて、それが「バーチャル美少女探偵と1万人のワトソン」だった。ちょうど2年前の話。

 

ストーリーとしては、探偵系Vtuberの元に来る変な依頼を、エンジニア男子とVtuberオタク女子の幼馴染コンビが解決していく話。

ただし、そのVtuberのファン――「ワトソン」全員がライバルとして競い合うことになる。

 

これまでに4つの新人賞に送って、最初の3つは空振りだったんだけれど、最終的に小学館ガガガ文庫が拾ってくれた。

途中でカクヨムに丸々掲載してたから読んでくれた人もいると思うんだけれど、申し訳ない、そっちは非公開にしちゃった。ガッツリ改稿してから本にするからね。

 

本音を言うと新人賞からの出直しをするのは非常にしんどかったんだけれど、この国の出版業界の慣習的に、プロになったからといって好きなレーベルの編集者に企画書読んでもらえるわけじゃないから、結局新作書いて色んな賞に出すのが一番確実だったね。

しかし小説の評価って審査員との相性によってかなり変わるから、結構な時間が掛かってしまった。これは仕方がない。

 

ライトノベルと言えども小説の新人賞を獲るのって言うほど簡単じゃないから、最初の一作(長編小説としては二作目)で受賞できたのはちょっと豪運すぎるかも。

応募総数1000作品とか超えてるし、前回の集英社も今回の小学館も超大手だから、人生で二回くぐり抜けるのはあんまり普通じゃないような気がする。嬉しいけど怖いわね。もちろん小学館に知り合いがいたわけでもないです。

 

拾ってくれたガガガ文庫については、凄く良いレーベルだと思う。

実を言うと執筆した2年前の時点ではまだ一冊も読んだことなくて、全然馴染みが無かったんだけれど、よくよく調べてみるとアニメで観たことあるような作品も沢山あって、とても健全なライトノベルレーベルだとわかった。

関係者のみなさん、これからお世話になります……!

 

というわけで、これからしばらくの間はライトノベルに軸足乗っけて頑張るので、応援よろしくお願いします。

夏頃に本が出るので、是非買ってください。(※タイトル変わるから注意!)

忘れそうって人はAmazonアカウントをフォローしてもらえたら発売時に通知が行くと思うのでよろしく。

ついでにTwitterもフォローお願い。

 

せんきゅーべいべー

 

第19回小学館ライトノベル大賞最終結果発表

塗田一帆(ぬるたいっぽ)

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