薄々そんな気配はしていたけれど、がうる・ぐらの卒業が発表された。
彼女はホロライブEnglish -Myth- の一員としてデビューし、現在のYouTubeチャンネル登録者数は457万人。数字としては、世界一のVtuberだ。
俺との接点としては、一迅社から刊行されている英会話教本「ホロリスニング ホロライブEnglish -Myth- と学ぶ 不思議な世界の英会話!」にて俺の脚本を読み上げてもらい、リスニング教材としてのボイスドラマを製作したこと。
もちろんリスナーとしてもデビュー配信から観ているので思い出は沢山あるんだけれど、今回は他に語るべきことがあるので割愛。
ちなみに、ちょっと夢を壊してしまうような内容かもしれないので、ぐらのことが好きすぎる人は読まないでほしい。
ブラウザバックしたかな?
じゃあ、続きを。
ホロリスニングの製作過程で、とあるトラブルがあった。
具体的なページ数で言うと、75ページのぐらのウクレレ弾き語りのシーン。
ここでは脚本の段階で「ぐらによるウクレレ弾き語り」という指示を書いていたんだけれど、最初に提出されたボイスではぐらの歌声しか入っておらず、おそらく仮状態のものとなっていた。
まあいつか再提出されるだろうと思っていたんだけれど、そのまま月日は過ぎて、いよいよ音源を仕上げる最終日になってしまった。
マスタリングの技術者にあと数時間で提出しないといけない!でも歌声の音声しかない!このままでは脚本と矛盾してしまう!という状況。
そこで、最終手段を使うことにした。
俺が即興でウクレレを演奏して、ぐらの歌に合わせて伴奏の音源を作ったのだ。
フリー音源であることはわかるが、曲名がわからないのでコードを調べることができずに、ガチのアドリブ演奏。
結果として、まあまあ自然なものに仕上がったんじゃないかな?
発売から現在に至るまで一度も指摘されたことがないし……。
このまま墓場まで持っていくこともできたけれど、もうこの先語る機会も無さそうなので、ここに記しておくことにした。
「俺は世界一のVtuberがうる・ぐらとバーチャルセッションしたんだぜ」というのは、一生の思い出であり、誇りだ。
彼女の未来が幸せなものでありますように。
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