平成最後の夏、何か予定とかある?旅行?デート?
俺はバーチャルYouTuberになりました。
まあ何はともあれ、動画を見てくださいな。
先月のこの記事で「やりまーす」と宣言して1ヶ月ちょっと。紆余曲折を経て、血反吐を吐き散らしながら、どうにか完成させたこの2分間の動画。モデリングも映像も演奏も”全部俺”な作品。いかがでしょうか。
……クオリティが低い?
当たり前だろ!こっちは3D初めてでXもYもわからないド素人だぞ!なんなら人外のキャラデザも、ギター演奏だって初めてじゃい!!せめて歌だけでも綺麗に歌いたかったんだけどさ、音域が合わないんだこれが。原曲、初音ミクだよ。女性ボーカル。しかもボカロ。よってオクターブ下。もう歌入れる頃には身体的にも精神的にもズタボロの消しカス状態で、体重2キロ減ってたからね。そんなんクオリティ保てるわけ無いだろって。仙豆が足りない。
とまあ、自虐的な吐露はこれくらいにして、細かく解説していこうと思う。
まずはキャラデザとモデリングについて。
バーチャルアバターを作るという行為には、「自分はどうありたいか」という深めの心理が影響してくると思っている。そして、大抵の場合は”可愛い女の子”とかになるんだけど、俺の場合こうなった。「グループ」という概念。
そりゃあ俺だって女の子にはなりたい。でも、ロボットにもなりたいし、空だって飛びたいし、ケモ耳だとか、人間には無いようなパーツもほしい。それに楽器の演奏もしたいし……というような欲望を全て内包できうる形態。その結果、キャラクター4体、楽器2本のモデリング作業をぶっ通しでやる羽目になった。
「自分が二人いたらなー」とかいう発想はありきたりだけど、バーチャルでそれはおすすめしない。工数が2倍になるぞ。
それから、全員が人間の形をしていないというのも大きな特徴だと思うんだけど、これについては長くなりそうだから別の機会に話せたらと思っている。
続いて音楽について。
最初の動画に「ダンスロボットダンス」という曲を選んだのにはいくつかの理由がある。
ひとつは、これが現状”Vtuberの曲”として扱われることが多いから。どういう経緯か知らないけれど、Vtuber関連のMAD動画にはこの曲か「デビルマン」のどちらかが使われる。あとは「キャシャーン」とか「マイムマイム」も一応あるけれど、その中で最も演奏動画に向いているのが「ダンスロボットダンス」だったというわけ。
そして、もうひとつの理由は、この曲好きだから。
こういうのはやっぱり愛着が無いとやってられない。
「検索で引っかかりやすい」という裏の事情については内緒。
演奏に関しては、どうしてもギターを弾く必要があったから、結婚して実家を出ていった兄からエレキギターを借りた。まあ10年以上&10種類以上楽器やってるし、1曲弾くだけなら未経験でもなんとかなる。ただ、正しい奏法とか、音色作り(全部ソフトウェアでやってる)に関しては全くわからなくて、雰囲気で済ませちゃったから、そのあたりは今後の課題。
それとドラムについては、スネアドラムだけMIDI音源を使っていて、なんか中途半端な感じになってしまった。電子ドラムがあればそれがベストなんだけど、全部MIDIにしちゃってもいいような気もする。その辺りはっきりさせたいところ。
最後に映像について。
これは全部「Blender」というモデリングソフトの中で撮影した。3D空間内でカメラ動かしてレンダリングする感じ。
本当はモーショントラッキングとかやりたかったんだけど、本格的な機材(指まで動かせるやつ)買うと結構な金額するし、PCの処理性能が足りているかもわからない。そこで、まずはBlenderだけでどこまでできるのか試してから検討することにした。その結果、メチャクチャな数のキーフレームを手打ち入力する作業が待っていたんだけれど、これについては思い出すのも嫌だ。
ちなみに、こういうやり方は「オズの魔法使い」というサービス検証手法を元に思いついた。
まずは人力でやってみて、もし手応えがあれば資金入れて本格的なシステムを組む、という流れ。ECサイトとか作る時に使うやつ。
今後はトラッカーを買うか、映像からモーション抽出するか、あるいは全自動で機械的に動かすか、みたいな選択肢から最適解を探っていくことになる。
あれ、なんか急に真面目な話になったけど、「とにかくすげー大変だったよ」と言いたかっただけです。
これから投稿していく動画については、別に音楽というジャンルにこだわってはいないから、自由気ままに思いついたものを形にしていこうと思う。個性的なのが4人もいるし、色々と面白いことができそうな気がする。
というわけで、脳内グループ系Vtuber「半熟UFO」をどうぞ応援してやってください。
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