”約束”を果たすために、あの男が再び立ち上がった……!
そう、クソ動画クリエイターの「フィンダーおじさん」である。
彼は2023年の目標を「今年はYouTubeを頑張る!」と語っていたものの、10月になってもこれといったアクションを起こしていなかったために、あの奥の手を使うことにしたのだ。
3年ぶりのクソ動画100本ノック!
そして今回はショート動画バージョン!
実施期間は2023年10月25日〜2024年6月6日。
今回は一体どんなクソ動画が生まれたのだろうか。
というわけで、これから100本ノックとして投稿された全てのクソ動画を解説していく。
なお、第1回では5段階の「レビュー」と称して星を付けたりしていたが、今回はフィンおじのメンタルに配慮して、基本的に「解説のみ」とさせていただく。変な茶番もナシで。
まあ今回はショート動画だし、あんまり書くことないと思うので、気楽にいきましょうね。半分ブログみたいな感じで。
第1回の記事はこちら。
続編・10本ノックの記事はこちら
それでは、レッツ・クソ!!
第1回100本ノック「【悲報】フィンおじ、ついに許されなくなってしまう。」にも登場した、映画「セッション」のフレッチャー先生の指揮によるフィンおじダンスソロ。
元ネタとしては、定番の素材の他に、「フィンおじが振り向くだけ」の振り向き、「フィンおじ「ヒスイのすがた」グランプリ」でS寺氏が投稿したヘッドスピン、「「てんどんまん ソロ」踊ってみた」の踊り、「僕も、てぇてぇトレインに入りたい! feat.星咲ちあ」で披露されたChoo Choo TRAIN(ZOO回り)となっている。
20秒という短い尺の中でこれだけのモーションを取り入れており、一瞬たりとも飽きさせないという気概を感じる。
そして、この動画だけでもこれだけ多分な文脈を孕んでおり、まるで「俺がフィンダーおじさんだ!」という彼の叫びが聞こえてくるかのようだ。
2.フィンおじ音ハメ
TikTokで流行した「HACK」の音源を使用。「〇〇音ハメ」というひとつのMAD動画のテンプレに倣っている。
サビでは「映像制作が終わらないーニョ」と上記のてんどんマンのダンスが交互浴。リズミカルな動きがクセになる。
そしてオチの爆発にいく直前、サブリミナル的に差し込まれるコウメおじ。彼が入ることによって一匙のスパイスのように効いていて、後味が良いものに仕上がっている。
3.【検証】ちいかわor米津玄師クイズ フィンおじなら満点余裕説
うゆゆchangの姿でクイズメーカーの「ちいかわか米津玄師か当てるクイズ」に挑戦。ちいかわは「ちいおじ」のシリーズで擦っており、米津玄師に関してはオリジナル曲「米津玄師になりたい」を筆頭に様々な動画で擦り散らかしている。
クイズメーカーは短尺動画との相性がよく、Vtuber界隈だとグウェル・オス・ガールなどがよく伸びている印象。そして、ちいかわと米津玄師の組み合わせはどちらもよく使われている定番×定番のど真ん中なお題と言える。
サクサクと回答していくフィンおじ。これは全問正解か?と思いきや、残念ながら1問不正解で9点。思わず本性(おじさん)が飛び出して終了。
番外編①前編:ネパール料理店に行った結果… #ワカンダフォーエバー
webnokusoyaroの楽曲「Achar & Lassi」に二次創作MVを付けたもの。
初出は2023年夏に開催されたFRENZ2023で、「ngkz_&フィンおじ」という名義で発表された。
フィンおじの映像担当ngkz_氏は2017年にもFRENZにてwebnokusoyaro「超宇宙意思」の映像を公開していて、いまではすっかり親しい仲(マイメン)とのこと。
「ワカンダ・フォーエバー」は、マーベル・スタジオの映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」より。
フィンおじが美容にこだわっているということは第1回100本ノック「【Morning Routine】フィンおじのモーニングルーティン。」を見てもらえればわかることで、その#FFFFFFの美肌を保つために多大な労力が割かれている。そんなフィンおじが今回はヒゲの永久脱毛を体験。
ビフォーアフターで完全な別人のようになっており、ちゃんとした施術を行えばここまで変われるものなのかと衝撃を受けた。
ちなみに途中に流れる「キレテナーイ」という音声は、「シック プロテクター」のCMで主演の男性によって放たれた一言。このCMはシリーズになっており、後にK-1のマイク・ベルナルド選手なども登場して同じ台詞を受け継いでいる。
また、ちいかわの画像はこちらのポストからの流用。
まさかの前・中・後編の3本構成。
100本ノック全体の内の3%がヒゲ脱毛の体験レポとなる。
”インターネットの広告に惑わされずにリアルの広告を見て判断する”など、普通に役に立ちそうなライフハックが紹介され、思わず関心してしまう。
途中の説明パートではコウメおじやどんぶり.jpg、JUST DO ITおじさんなどが画面を賑わわせて飽きさせない工夫が凝らされている。あといらすとやも。
フィンおじが具体的に受けた脱毛のプランは64000円のヒゲ三部位(6回)で、18000円の三年間保証が付いていくるもの。ここテストに出ます。
ヒゲ脱毛体験レポもいよいよ最終回。
麻酔薬について丁寧に解説してからの、痛ててててて。
やっぱりそうこなくっちゃね。
途中、フィンおじガラルのすがた(第2回クソコラコンテスト)のトップバッター賞を受賞したaa氏の「PDCAはいクル」が謎に差し込まれる。
ちなみにフィンおじは過去にもがっつりヒゲを生やしたことがあって、「サンターおじさん」という仮装だったりする。
かつてこれ程までに許されざる踊ってみた動画があっただろうか。
しぐれうい先生の「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」に上記の「映像制作が終わらないーニョ」のモーションを重ねただけの、非常に冒涜的な仕上がりになっている。
フィンおじ曰く、「出力してみたら最後2秒くらい釈が足りなかったから逆再生でなんとか繋いでるところがポイントです😊」とのこと。
ロリ神レクイエムについては執筆時点でYouTubeでもTikTokでも見かけない日は無いというほどに流行していて、Vtuber史上最速のペースで数字を伸ばしているところなので、どうにかして乗っかりたいというのは理解できるが……。
ただ、フィンおじはこういうのが一番好きなので、純粋に面白いと思ってやっているフシがある。とだけ補足しておく。
そんなしぐれうい先生が表紙イラストを担当した筆者・塗田一帆の長編Vtuber小説「鈴波アミを待っています」は好評発売中。(唐突な宣伝を許してくれ……)
ナユタン星人の「ダンスロボットダンス」と「セサミストリートハードコア」を組み合わせた音源で踊りながら映像制作のお仕事の告知を行うという画期的な一本。
お仕事の内容はにじさんじ所属・四季凪アキラが歌う「アンドロメダアンドロメダ」の映像を担当したというもの。
「アンドロメダアンドロメダ」の方はちゃんとした映像なので安心してほしい。
ちなみに、「ダンスロボットダンス」は前回の100本ノックで「ダンス許してくれダンス」として踊ってみた?動画を出している。
初代遊戯王の次回予告風のVlog動画。
「クライアントから魅力的な案件が来た」という匂わせも含んでいる。
今さら解説するまでもないが、「次回 フィンダーおじさん死す」は「次回 城之内死す」から来ている。
コメントのトップには「恐らくガチの心配をしてくれる方もいらっしゃると思いますが、やりたいこと我慢するくらいなら多少無理してでもやりたいこと全部やりたいので頑張ります!」という意思表明が固定されており、”動画のクオリティが落ちることへの言い訳”ということではない。
10.ひき肉おじさん
TikTokで流行した「ひき肉ダンス」こと「ひき肉が覚醒した時に流れるやつ」の踊ってみた動画。
これはユーキャン新語・流行語大賞2023にもノミネートされた、中学生YouTuberグループ「ちょんまげ小僧」のメンバーの挨拶「ひき肉です」を切り取ってマヨネーズ.exe氏が音MAD化したもの。
フィンおじのコメントによると「NiziUがインスタでこれやってて可愛かったから真似しました」とのこと。
また、本人の動きをトレースした新モーションが作られている。
NiziUの元動画はYahooニュースにも記事が掲載されており、ひき肉界隈では話題になっていたらしい。
2023年9月に有楽町マルイで開催された「続 ぽこピー展 FINAL in 東京」に行っていたというVlog動画。
BGMとしてぽんぽこ×ピーナッツくんの「お気楽KING」が使われている。
「撮影スポット記念撮影RTA」と称して展示内の撮影スポットを全力で駆け巡るフィンおじが見られるが、これがどれもよく馴染んでいて面白い。
最後に登場する「耳垢の悪魔」というのはぽんぽこちゃんねるのこの動画で登場したもの。なぜ飾った?
何かに怯えているようなうゆゆchang。
その背後では、”気持ち悪いフィンおじ”が2人踊っている、という動画。
BGMには「我姓石(My name is Shi)」としてTikTokで流行したBeno作曲「8 Shi」が流れている。
”気持ち悪いフィンおじ”はハイセンスなフェイク動画でお馴染みのolo氏の制作とのことで、球体関節人形のような3Dモデルの頭部をフィンおじにすげ替えたものが使われている。
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行ってきたVlog動画。
「出身が大阪」という新事実がさらりと告げられる。
動画の中で紹介されているスパイダーマンのアトラクションというのは「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」のことで、2024年1月22日で終了が決まっている。オープン日は2004年1月23日。
27,200円の優先チケット「ユニバーサル・エクスプレス・パス」を購入し、リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに宿泊し、いざUSJへ!というところで動画が終わっている。一体どうなってしまうんだ!
BGMにはAdoの「唱」が使われている(これ伏線)
いよいよ20年ぶりのUSJのアトラクションへと赴くフィンおじ。
開幕から「総じて楽しかった!」としており、視聴者に安心感を与えてくれる。
そして、前回からBGMにAdoの「唱」を使っていたのが実は伏線となっており(!)、フィンおじお気に入りの「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」とのコラボレーションが行われていたとのこと。ちなみにUSJのテレビCMにもBGMとして使われていたらしい。
しかし、USJ独自のパリピ的な雰囲気には「僕の居場所はなさそう」と感じてしまったフィンおじ。筆者からは「俺たちにはインターネットがあるじゃないか」という言葉を贈りたい。
また、新規素材として、「フライング・ダイナソー」から見下ろした「この世の終わりみたいな視点」が描き下ろされている。あと五条悟も。
いよわの大ヒット曲「きゅうくらりん」を使ったMAD動画。
MVの女の子「くらりちゃん」の代わりにコウメおじが次々と降ってくる。
そして、タイトルに〜無限列車編〜とあるように、イントロが終わる気配を見せずにどんどん加速していき、最終的には第1回100本ノック「コレジャナイおじさんの絵描き歌」でも擦っていた”フィンダー害悪部のメソッド”へと雪崩れ込む。
ついにはベッドの中のくらりちゃん諸共爆破してエンド。
これこれ!これが見たかったんだよ!
いよわさんに謝れ!!!
16.【検証】47都道府県全てにフィンおじリスナーは存在するのか?
リスナーを使っての検証企画。
「フィンおじリスナー集合したら47都道府県全部埋まる説」と題して、Googleフォームを用いたアンケートを実施した。
その結果はなんと……まあ大方の予想通り綺麗に埋まったわけだが、日本列島が核爆弾でボコボコに爆破されていく様子を見ても何とも思わなくなってしまった自分に気が付いて驚いた。
それはいいとして、1日の募集で1300件以上の回答が集まったことは素直に誇っていいと思う。最も少ない和歌山県民でも3票入っているし。
あと実在する賃貸マンションの住所を書き込むのは止めておこう。
フィンおじの顔面、といっても輪郭線の部分が180度回転する。
その結果、フィンおじガラルのすがた(第2回クソコラコンテスト)のこくとう氏や緋色のウェイヴ氏の作品、あるいはフィンおじヒスイのすがた(第3回クソコラグランプリ)のモニョモニョのウツボ氏の作品のようになってしまう。
そのままスマブラのカウントダウンが始まり、フィンおじは走り出す。疾走感のあるBGMはかつてニコニコで大流行した「Daisuke」
最終的には自身の”首から下”と衝突して爆発エンド。
なんだこれ。(以下、このツッコミ禁止)
18.あるあるクソルーティン
「フィンおじの一日ルーティン」と題したあるあるネタ。
9時に「眠いクル…」な状態から開始。
第1回100本ノックでは意識高い系のモーニングルーティン動画も上げているが、それとは無関係と考えてよさそう。
そのまま12時、19時、21時、24時も「眠いクル…」が続く。
果たしてこのまま一日中眠い人で終わってしまうのか?と思いきや、2時に突入した瞬間からフィーバータイムに突入。てんどんマンのダンスで踊り狂うのであった。
ちなみにBGMはダレン・スタイルズの「Stay Young」
眠そうなフィンおじが可愛い貴重な回。
「質問きてた」系ショート動画のアトム法律事務所と同じフォーマットで生配信の秘密を語るうゆゆchang。BGMもアトム法律事務所と同じ「Piano Store」を使っている。
なぜタイピングの速度と喋る速度に関係があるのかは筆者もわからないが、それでもブラウザタイピングゲームの「寿司打」を使って実際に計測する。
結果はなんと秒間7.3回のタイプで、1万人中68位という好成績。
「まぁ…普通くらいのスピードですね」と完全に強者の風格を見せつけた。
20.フィンダーおじさん雑学
HoneyWorksの「可愛くてごめん」をBGMにフィンおじの誕生秘話を語るうゆゆchang。
そのBGMがまさかの事実の伏線となっている。
筆者から補足の説明をすると、当時フィンダー部のメンバーはおじさんA〜Eまで存在しており、おじさんAがmaxcaffy氏、おじさんBがngkz_氏(現在のフィンおじの映像担当)、おじさんCがぬるてま氏、おじさんDがヤマコ氏(おえかきせんせい)、おじさんEがyama_ko氏となっていた。
……ということが旧バージョンのポータルサイトには記載されていた。
投稿日の前日が勤労感謝の日、翌日が土曜日ということもあり、休みを取るためにファンメイドの動画で繋ぐ回。制作者はフィンおじヒスイのすがた(第3回クソコラグランプリ)総合最優秀賞のmejirom氏。
大人気ゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」の2曲目のテーマソング「INTERNET YAMERO」をうゆゆchang&フィンおじがヌルヌル踊る。
フィンおじ関連でいうと、何度か動画に出演しているFRENZ主催の前田地生氏はニディガの第1弾のPVから映像ディレクターとして携わっており、「INTERNET YAMERO」のMVも同じ布陣(TOHRU MiTSUHASHi氏&前田地生氏)となっている。
びわ湖くんの卑しい裏技のショート動画のパロディ。
映像制作ソフト「AfterEffects」などのAdobe製品は業界ではスタンダードだが、使用料金が高いことで有名。ユーザーからは”Adobe税”と呼ばれるほど不満を持たれている。
もしこれが本当にタダになるなら凄いことだが、結論はまさかの「創作活動をやめてしまいましょう」というアドバイス。
まさにコペルニクス的転回。あるいはコロンブスの卵。
みんな創作活動なんてやめてしまおう!
ちなみにPCを窓から投げ捨てるシーンでは「FRENZ 2016 一日目夜の部オープニング -Break up your habit-」の映像が使われている。
Vtuberの3Dライブでも度々ステージとして利用される「ウユニ塩原」のような場所で踊るフィンおじ。BGMはJ.S.バッハの「G線上のアリア」。
モーションとして、「映像制作が終わらないーニョ」の他に、「腕と足の運動」のような動作も活用。
そして開始から33秒後……衝撃のオチが待ち受けている。
小ネタとして、水面に映るフィンおじの顔にはなぜかテクスチャが反映されておらず、本人のコメント曰く「~ちょっと怖い話~水面に映るフィンおじの顔面が無い理由、作ってる僕にもわからない」とのこと。謎。
After Effectsのパペットツールを使って5分間でフィンおじの顔面を遊戯王カードの「強欲な壺」に変形させるチャレンジ。
右耳の部分を壺の持ち手にするなどの工夫を経て完成したそれは、あまりにも悍ましい姿をしており、見るものの恐怖心を掻き立てる。
レギュレーションがきっちり開示されているので、このチャレンジには誰でも参戦することができる。次の挑戦者は君だ!※フィンおじのチャンネル登録者数は減ったらしいのでその点は注意。
ちなみにAfter Effectsは映像制作ソフトだが、それで画像編集を行うというのはまあまあ一般的な行為であり、そこまでおかしな話ではない。
強欲な映像クリエイターはそういうことをしてPhotoshopに掛ける分の利用料金や学習コストを節約しているのだ(?)
TVアニメ「けいおん!」のED曲「Don’t say “lazy”」を歌ううゆゆchang。映像演出はEDのものをちょこちょこ再現している。
途中、うゆゆchangがいらすとやのベースを構えるシーンがあるが、ここで注目すべきは”左右反転をしていない”という点。この曲でベースボーカルを務める秋山澪はレフティ(左利き用)のベースなので、もし再現しようと思ったら反転して使うはずなのだ。
つまりここでは2パターンの解釈ができる。
①フィンおじが手を抜いてそのまま使った
②うゆゆchangが右利きなのでそれに合わせた
どちらも十分にありえるが、筆者は②の「うゆゆchang右利き説」を推したい。
にじさんじ非公式wikiに”利き手をまとめたページ”が存在していることからもわかるように、Vtuberのオタクにとって、そのVがどっち利きなのかというのは大きな問題であり、それを知る機会は貴重だと言える。(例えば、何かを手に持っているファンアートを描く時に絵師はそれを知らないと困ることになる)
フィンおじはこのショート動画で、そのヒントを我々に与えてくれたのではないだろうか。
もし①の手抜きパターンだと思う者がいるのならば、筆者はこの言葉で反論したいと思う――Don’t say “lazy”.
第1回100本ノック「機関車フィンおじ」と同じく、杉本君「機関車OKAZAKI」のパロディ。
オリジナル作品が「きかんしゃトーマス」から「ミッション:インポッシブル」に変わっている。
また、機関車のシリーズでは顔面を上から叩かれていたのが左右から挟まれる形に変わっており、フィンおじの顔面はどんどん縦に長くなっていく。
最終的には縦長動画のアスペクト比でも収まりきらなくなるが、それでもフィンおじはミッションを達成するべく下へと降りていくのであった。
TVアニメ「化物語」のED曲「君の知らない物語」を使った一発ネタ。
――師走の天体観測。
両の目に涙を浮かばせながら満点の星空の元に立つうゆゆchang。その視線の先にあったのは、そこにあるはずのない一つの図形だった。
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ………」
いつかの夜にあの人が教えてくれた星々を指先でなぞっていくと、その先にあったのはフィンダーおじさん――そう、もう一人の自分の姿。
いくつものフィンダーおじさんが寄り集まって、形を作り、ついに顕現するは、「夏のフィンダーおじ三角」
もうこれで、誰も寂しくない。
イーロン・マスクによって買収されたTwitter(現X)はツイート(現ポスト)のインプレッションに応じて収益化が可能となっており、それによってYouTubeよりも稼げるのでは?という検証。
結果は、例の季節の画像があっても月に3720円の収入にしかならず、不労所得を得ることは難しいという結論に。
また、動画内でうゆゆchangの台詞は「ツイッター」「ツイート」なのにテロップは「X」「ポスト」となっていて、いわゆる「心がふたつある」状態になっている。
ちなみに、オチでコウメおじの「チクショオオオオ!!!」が本家よりも正しい文脈で使われているが、芸人のコウメ太夫本人にはアパート経営の不労所得があるらしい。
28.餅おじさん
奈良県奈良市の中谷堂の餅つき職人による高速フィンおじつき。
元動画はこちらだが、本来の餅の色は緑。つまり、クロマキーで緑色を抜けば綺麗にフィンおじの肌の色を合成できるというわけだ。
そこに更に顔面の線を加えて、「うゆゆ…」の音声を入れれば餅おじさんの完成。
BGMは「悲しみの向こうへ」だが、これは「SchoolDays」のEDテーマの一つで、バッドエンドで流れる曲である。何がどうしてこんなエンドになってしまったのか……想像することすら難しい。
29.#耳舐め #ASMR #癒やし #VTuber #許してくれ
Vtuberにとって禁断の領域とも言える”耳舐めASMR”。
うゆゆchang、そんな……嘘でしょ?いやでも、彼女が本当にその道を進みたいと言うのであれば、筆者は全力で応援したいと思っているし、仮にFANBOXの有料プランやDLSiteでの音声販売などに手を広げていくとしても、可能な限り付いていこうという意志を固めていて、それはつまり僕らの関係性はもう元には戻ることができなくて、まるで大河に飲み込まれるかのようにその熱情は……ってこれ釣り動画やんけ。
ちなみに最後の爆発は「【検証】いつもの爆発素材、唐揚げに変えても誰も気づかない説」で使った唐揚げパターンなので騙されないように。
番外編③古畑フィン三郎
ファンアート動画で繋ぐ回。
この動画はフィンおじヒスイのすがた(第3回クソコラグランプリ)ちゃんと怒られてくれ賞最優秀賞の作品で、制作者はワタナベナスカ氏。制作期間は3週間とのこと。
元々のタイトルは「古畑芬三郎」で、フィンランドを表す「芬」の字を使っていたが、フィンおじのチャンネルのバージョンではカタカナの「フィン」になっている。
「音楽 本間勇輔」だけは本来のクレジットだが、権利関係によって原盤ではなくそれっぽい編曲の別の曲を使っている。
また、尺の関係で冒頭部分の語りがカットされているので、フルで視聴したい場合はこちら(時間指定リンク)
Vtuber界隈どころか全国的に大ブームとなった「スイカゲーム」のプレイ動画……かと思いきや、なかなかプレイが始まらない。
これはどうなるのか?と見つめていると、突如としていつものどぶウサギ氏の楽曲と共に、フルーツではなくフィンおじの顔面が描かれた大量の球体がまるでシャワーのように降り注ぐ。
また、同時に「うゆゆゆゆ」という鳴き声が一斉にこだまして、見るものに恐怖心を与えている。が、最後にはしっかり爆発することによって安心感を提供。
視聴者は「よし、見なかったことにしよう」という境地へと辿り着き、また次のクソ動画が始まる。
31.ボンバーおじさん
唐突ショート形式ではない一般的な16:9の動画を投稿。(後半がカットされているショート版はこちら)
その内容は、これまでに散々擦り散らかして最早ボロ雑巾と化しているいつものやつ。原点にして汚点。
ボンバーマンのような格好のフィンおじは、発言する度に「バッジャー」の核爆発が被せられ、聞きづらいったら仕方がない。
しかし、キズナアイchangには決して爆発を被せないのはしっかりとリスペクトを感じて好感が持てる。
オチでは「うゆゆchang の 絵描き歌」以来となる「ドラミちゃんの「ダイナマイト」」を開放。
ところで、このえいりな刃物氏のOP映像好き。
32.クリエイターのドレミの歌
ショート動画の定番ネタ、「ドレミの歌」であるあるを言うやつ。
クリエイターをテーマにしている時点で嫌な予感はしていたが、まさか「シは死」というド直球で来るとは……。
フィンおじ、生きろ!お前が死んだら、一体誰がクソ動画を……いや、ほら!真面目な動画とかもたまにあるじゃん!ああいうのさ、えっと……クライアントとかが困るぞ!!
まぁそれはそれとして、これを読んでいるそこの君もクリエイターになって、「死」を実感しよう!
個人的には「ミは見通しが甘すぎたクル」が好き。
番外編④大入道フィンおじ
「どうしても映像制作の時間が確保できなかった」とのことで、番外編。
なんと!あの幻の動画「大入道フィンおじ」が返ってきた!!
これは2019年にフィンおじがYouTubeの収益化を剥奪された時に「これが原因なのではないか」と疑われてチャンネルから削除されていた動画。
当時はYouTubeのAIがやたら厳しく、合成音声系のチャンネルがスパム扱いで大量に収益化剥奪されていたという背景がある。(フィンおじは地声なのにね)
動画の内容としては、電八氏がきかんしゃトーマスのテーマソングに合わせて踊る大ヒット動画「大入道トーマス(※再投稿版)」の再現となっており、あの一度見たら忘れられないコミカルさを見事にレプリケートしている。
33.助けてくれ…
とんでもなくシンプルなタイトル。
これは、何か”来る”……!
と身構えていると、普段のVlogのような雰囲気で新幹線に乗り込むフィンおじ。グリーン車を選択して席に座るものの……という展開。
そこで流れはじめる聞き覚えのある楽曲。
まさか、そんな、フィンおじ……嘘だろ?
…………お疲れ様です。
ちなみに、スマホのアプリでこの動画を見ると下の方に(キセキ・GReeeeN の音楽を含む)と表示されてしまうので、勘のいい人なら速攻でオチまでわかってしまう。親切な機能が完全に裏目に出ている。
番外編⑤AIに作曲してもらった「米津玄師になりたい」が米津すぎる。
この動画の投稿の数日前から大ブームとなっている作曲AI「Suno AI」を使った動画。
フィンおじ初のオリジナル楽曲「米津玄師になりたい」の歌詞をそのまま入力したものだが、出力された音源の声が米津玄師本人に激似となっている。(読み方は「こめずげんし」になっているが)
ちなみにSuno AIは執筆時点で本来なら1分20秒まで出力することができて、その長いバージョンはXにポストされている。
いつの日か、AIに「フィンおじ風のクソ動画を作って」と指示したら無限に高品質なクソ動画を生成できるようになるのだろうか。
YouTubeの今後が心配だ。
34.人マニアおじさん
にじさんじの月ノ美兎委員長カバーの「人マニア」で踊るフィンおじ。
モーション素材はイ短調(Aminor)氏のこれを使っている。
しかし途中から”いつものモーション”に切り替わって、最終的には爆発オチで終わっており、ちゃんとしたクソ動画に仕上がっている。
ちなみに最後の爆発は本家のMVも委員長のカバーも同じものを使っているが、あれの元ネタはアメリカのユタ州で行われた弾道ミサイル「C4トライデントⅠ」の熱処理の映像。
Suno AIの作曲に味をしめたフィンおじ。
今回は”いつもの台詞”を打ち込んで楽曲を生成したようだ。
その結果、間奏がとんでもなく長くなり、動画の半分以上を「キズナアイちゃん!」が占めている。
Suno AIは本来縦型の動画を自動的に出力してくれるのだが、この動画はきちんとフィンおじが自分で作っている。
そのため、プロンプト(スタイルを指定するコマンド)や[verse][chorus]の区切りなどをどうしているのかは秘匿されている。
今回はロングバージョンは無いが、ぜひ続きを聴いてみたい。
「ハリー・ポッターと賢者の石」より、ハリーが組み分け帽子を被るシーンのパロディ。
「スリザリンはダメ!」と懇願するフィンおじに対して、組み分け帽子が下した結果は……まさかの映 像 制 作 。
写真や絵画も自然と動いているあの世界で、一体どんな映像を作るというのだろうか。普通に気になる。
ところで、コメント欄やXでもフィンおじが語っているように、スリザリンはフィンおじの推しの名取さなchangが組み分けされた寮なので、これはあくまでも演技のための台詞とのこと。
ちなみに筆者も名取と同じ寮ならどこでもいい。
Adobeの映像制作ソフト「After Effects」が落ちた時のフィンおじの再現。
なんと、”絶叫するビーバー”に変身して叫んでしまう。
リンク先にも書いてあるが一応訂正しておくと、このビーバーは本当は「マーモット」という生き物であり、なおかつ声も合成なので騙されてはいけない。(本来は「ピー」という甲高い声で鳴く)
ちなみに筆者の場合、使用中のソフトウェアが落ちた際には「あーくっそ」と言ってDiscordの独り言チャンネルに開発元への愚痴を垂れ流す習性がある。
フィンおじの元に突然送られてきたファンアート動画を紹介する回。
苦情の宛先こと制作者は苫(とま)氏で、以前フィンおじが開催していた「フィンおじ × プロ映像作家 クリエイターガチトーク!」でのフィンおじ(うゆゆchang)の発言をきっかけに動画を制作したとのこと。
動画内でうゆゆchangが着ている衣装は「Простите меня おじさん(ロシアンおじさん)」のもので、どんぶり.jpgのダンスなどもここから引用している。
クリスマス当日の夜ということで、家族のほっこり感動エピソードを投下するフィンおじ。
……と思いきや、「私、かわいい猫ちゃんのアクセサリーがほしいの!」とお願いをした女の子の元に届けられたのは、「フィンおじ 顔面アクリルキーホルダー」だった。
という、フィンおじグッズのクリスマスセールの告知動画。
顔面アクリルキーホルダーの値段は通常800円のところ、600円に値下げしている。
BGMは「The X Files 」のテーマ曲だが、Xmasと掛けているわけではなさそう。
もはや定番と化しつつあるフィンおじのにじフェスのレポ動画(?)
前回の「にじフェスに行ってきました!!!!」は2022年のにじフェスだったが、今回は2023年。
BGMもフォントも1年前のまんまだが、完全に使いまわしというわけではなく、剣持刀也のパネルや委員長の衣装に触れるなど、2023年仕様になっている。
1年間の成長を遂げたフィンおじは、果たして誰か氏と会うことができたのか?結末は自分の目で確かめよう!
ちなみにこれの元ネタは「アキバなうw」から始まる有名なコピペで、フィンおじのXではテキストバージョンも毎回楽しむことができる。
ところで、えにからからの招待羨ましいな!どういう基準なの!?
マスクザスノハラ氏が配布しているモーションを用いてしぐれうい先生の「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」に再挑戦。
その動作はががめ氏のアニメーションと全く同じキレを誇っており、生身の人間にはほぼほぼ不可能と思われるラスト2小節の振り付けも一切のズレ無く完璧に踊り切っている。
ちなみに動画投稿時点での本家の再生数は7400万回を超えており、このままいくとVtuber史上初の1億再生も夢ではない。(※この記事の投稿時点ではなんと9800万再生!)
そんなしぐれうい先生が表紙イラストを担当した筆者・塗田一帆の長編Vtuber小説「鈴波アミを待っています」は好評発売中。(唐突な宣伝を許してくれ……)
41.ヤケクソ除夜の鐘
煩悩を打ち消すために鳴らすと言われている除夜の鐘。
それを100本ノックのネタとして消費し、高速で打ち付けることによって笑いを取ろうとし、YouTubeの再生数を稼ぐというのは、もはや煩悩の役満ではないだろうか。
そんな中でも、素材として使われている「Just do itおじさん」だけは、煩悩を振り払っていますぐやれと、その歩みを止めるなと励ましてくれる存在であり、仏教との相性が良さそうである。
ラストの爆発は2023年最後ということもあり、普段よりも豪華なエフェクトになっている。それではよいお年を。
100本ノックは年を越して、2024年1月4日から再開。
新春ということで、Xでよく見かけるGIFのおみくじを再現するフィンおじ。
コマ送りで確認したところ、中吉(てんどんマン)、凶(コウメおじ)、大吉(寝そべるフィンおじ)、小吉(しかるねこ)、末吉(許してくれ…なフィンおじ)、豪水(チャカ)、吉(走るフィンおじ)、うゆゆ吉(泣くうゆゆchang)、無(輪郭のないフィンおじの顔面)、米津玄師(米津玄師)が存在している。
君の運勢はどうだったかな?
クリエイターあるあるネタ。
初心者は納期まで半月というタイミングまで遊んでおり、そこから頑張る。
中級者は同じタイミングでも満遍なく進んでおりあとは細部を詰めるだけ。
上級者は納期まで1週間というタイミングでも進捗0だが……というもの。
実際のところは性格の違いや制作物のジャンルにもよるだろうが、上級者が常に絶望的な〆切に追われているのは本当にそうかもしれない。
なお、フィンおじ本人は「僕は中級者です😅」とのこと。
BGMはソーシャルゲーム「ブルーアーカイブ」OSTより「Unwelcome School」を使っているが、この編集はVtuber界隈でもかなり流行ったもの。
前回に引き続き、クリエイターあるあるネタ。
初心者はクライアントに「お待たせしてすみません」と謝る。
中級者は「期日の一週間前には納品予定です」と余裕の報告。
上級者は「本当の締切」を予め教えてもらう。
この「本当の締切」という概念は実際に存在して、例えば出版物なら印刷に間に合わなくなるラインがそれに当たる。
ちなみに筆者は期日よりもかなり前倒しで納品するタイプなので、安心してご依頼ください。
第1回100本ノック「コウメ太夫のモノマネを全力でやり散らかすおじさん」などと同じ形式でコウメ太夫ネタを披露するフィンおじ。
……と思いきや、その実は「インフルエンザにかかったのでしばらくお休みします」という報告動画。
コメント欄には「お大事に」の言葉が並び、あたたかいフィンおじコミュニティを垣間見ることができる。
今冬はVtuber界隈でインフルエンザにかかった人を沢山見る気がするが、流行っているのだろうか。
46.MicrosoftのAIにフィンおじを聞いてみた結果…
Microsoftが提供している対話型AIの「Copilot(Microsoft Bing)」に「フィンダーおじさんを知っていますか?」と質問してみる動画。
なんと回答の途中で「すみません、違う話題にしましょう。ほかにどんなことを考えていますか?」と会話を切り上げられてしまう現象が発生する。
この怪奇現象はolo氏が発見したとのこと。
筆者も試してみたところ、回答の途中で「すみませんが、それについては回答を出すことができません。何か他のことでお手伝いできることはありますか?」というメッセージに変わってしまった。
Microsoft的には「クソ」がNGワードなのだろうか?
一体AIの内部でどんな判断が下されているのか……真相はブラックボックスの中だ。
47.【検証】ちいかわor米津玄師クイズ フィンおじなら満点余裕説 パート2
うゆゆchangの姿でクイズメーカーの「ちいかわか米津玄師か当てるクイズ2」に挑戦。
3本目の動画のリベンジということだが、本格的にネタ切れの香りが漂い、視聴者に緊張が走る。
前回と比べてやや迷いがある中で回答を続けていくが、その中でも自信を持って「米津一択クル」と回答した問題「自らを燃やしているの」のみ不正解になってしまった。ちいかわにこんな台詞あるのか……。
結果として、残念ながら1問不正解で9点。思わず本性(おじさん)が飛び出して終了。
幼少期のビル・ゲイツ(幼少期のビル・ゲイツではない)のダンス動画「幼少期のゲイツシリーズ」の再現。曲はオリジナルと同じくCrazy Frogの「AXEL F」
「Crazy Frog Bros」として知られる彼らは日本でもニコニコ動画で大人気となり、その後様々な派生動画を生み出すことになった。
中でも最も有名なのは2008年に投稿された「おジャ魔女ゲイツ」かと思われる。赤文字で「〇〇だぞ!糞ジャップ共!」とコメントを打つのが伝統だが、ビル・ゲイツはそんなこと言わない。
第3回クソコラグランプリ総合最優秀賞の作品を単品で投稿。
制作者は番外編②「FINDER OJISAN YAMERO」と同じくmejirom氏。
ホクト株式会社のCMパロディで、フィンおじフェイスのきのこたちが歩く可愛らしい作品……かと思いきや、”フィンダー害悪部のメソッド”のようにコレジャナイおじさんが衝突して「例の広告詐欺ゲームに閉じ込められるフィンおじ」へとシームレスに繋がる。
溶岩を流されたきのこたちは、美味しそうな「野菜炒め」になってしまい、最終的には「ねるねるねるね」のCMパロディでうゆゆchangが大満足して終了。
尺に対して内容が濃すぎる一本。
49.ベイブレードおじさん
二人のフィンおじが相撲の土俵の上でヘッドスピンしてベイブレード対決。
行司を務めるのはしかるねこ。
両者は激しくぶつかり合い、火花を散らす。
会場のボルテージが最高潮に達した時、まばゆいパーティクルが二人の身体を包み込み、そのまま衝突し、爆発する。
爆風の中から現れたのは、まさかのコウメおじだった。
ネタキャンセルでダブル爆発エンド。
50.クソ動画100本ノック、記念すべき50本目は…!!!!
今回の100本ノックもいよいよ折り返し地点。
その記念すべき50本目の動画に選ばれたのは、まさかの……豪水。
しかも第1回100本ノックの「豪水 / ツメゲリ部隊 (香水 / 瑛人cover)」と全く同じモーション。というか、映像そのものを使いまわしているのかもしれない。
しかしコメント欄は意外にも好反応で、どれだけクソ動画でもしつこく擦り散らかせば次第に愛されるようになるという事実を我々に突きつけている。
ちなみに筆者もイントロが流れた瞬間に大喜びした。
51.細かすぎて伝わらないモノマネ「Discordの起動時」
珍しくテレビ番組のフォーマットを使っての一芸披露。
元ネタは「とんねるずのみなさんのおかげでした」内の1コーナー「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜」で、現在は特別番組「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」として継続している。
フィンおじの渾身のモノマネは、「Discordの起動アニメーション」。
自身の顔面を回転させるという体を張った動きで、Discordのアイコンのモーションを見事に再現している。
床下に落下するのも本家リスペクト。
外注回。2019年に制作者のolo氏のチャンネルにて投稿された「FINDERTALE」の再掲。
フィンおじのチャンネルにも2021年に投稿された「FINDERTALE/フィンダーテイル Yルート(許してくれルート)」というアレンジ版があるが、こちらとは別物なので注意。(一部台詞が異なっている)
更に言うと、olo氏が映像上映イベント「FRENZ」の上映前注意事項として制作した「FINDERTALE in LPO(FRENZ 2019 一日目夜の部 上映前注意事項)」というバージョンも存在し、現在YouTubeには4つのFINDERTALEが投稿されているということになる。
ドットも音楽も全て自作らしく、このクオリティならトビー・フォックスも許してくれるのではないだろうか。
フィンおじの知られざる過去が明かされる一本。
BGMは「麻生太郎のテーマ」として知られている「Escort」でエモい雰囲気を醸し出す。
中学生の頃の初恋の話だが、当時引っ込み思案だったフィンおじの作戦は儚くも散ってしまい、なんとも言えない切ない結末に。
心なしか、ラストの爆発も普段より物悲しいオーラをまとっている。
OpenAIの「ChatGPT」にネタを考えてもらって実行する回。
どういうわけか「異次元のフィンダーおじさん」という概念が登場し、その異次元のフィンダーおじさんがあえて”普通の行動”をすることによって独自のユーモアを生み出せるということらしい。
実際に映像へと落とし込まれたそれは、”チグハグさ”という点においては確かに高い水準を保っており、「何を見せられているんだ?」という感想へと視聴者を誘うことに成功している。
最後にはフィンおじの判断で「いかがでしたか?」エンドに向かうわけだが、人(?)とAIの合作という試みは成功しているように思う。
54.出勤おじさん
勤めている会社が突然ブラック企業になり、多忙によって2日連続で休みを挟んだ後の投稿。
TVアニメ「らき☆すた」のBGMで通称「らららコッペパン」として有名な「フンフンフン♪だよ、らき☆すた」をバックに地面を這って出社するフィンおじ。
これだけ痛めつけられても会社に行くのは一見すると健気に見えるが、概要欄にある「…すぞ」の文字列からは確かな殺意を感じ取ることができる。
ラストは「セサミストリートハードコア」&いつもより豪華な爆発エフェクトのコンボで会社を粉砕。
これが文学じゃなかったら何なんだ。
これを執筆している現在、インターネット全土で大流行中の”猫ミーム”について話すにじさんじライバー・家長むぎchangの切り抜き。
「可愛い猫の素材を使って自分の面白エピソードを動画にする」という説明を聞いたむぎchangは、「フィンダーおじさんやん!!www」という解釈をする。
それに対してフィンおじは実際の猫ミームである「HappyHappyHappyCat」(原曲:「My Happy Song」)と、「チピチピチャパチャパ」(原曲:「Dubidubidu」)を自身の身体で再現して喜びを表現した。
ちなみに「Dubidubidu」のリリースは2003年らしい。
56.チェケチェケおじさん
「VOCALOID2 初音ミクに「Ievan Polkka」を歌わせてみた」等で有名なOtomania氏の音源「Treasure Hunter」で踊るフィンおじ。2004年に公開されたこの音源は、FLASHアニメ「はしれ!!ショボねこ」のBGMとしても使われている。
映像の細長いフィンおじは、一見すると「フィンダーロイド.mp4」と同じように見えるが、線の太さが異なっており、おそらく描き下ろし。
音ハメが心地良い一本。
TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」第2期のOP曲「Bling-Bang-Bang-Born」の特徴的なダンス(通称:BBBBダンス)を踊るフィンおじ。
現在動画サイトで大流行中のこの楽曲だが、フィンおじ曰く、Creepy Nutsのことは古参と言えるほど昔からのファンとのこと。
原曲が「ふっ」という吐息で終わるのに対して、フィンおじはいつもの爆発画像で終わるのだが、これは主人公の髪型のマッシュヘアにキノコ雲を重ねているのではないかという説が筆者の中で有力。
2月14日ということで、アイマスの水瀬伊織が歌う「バレンタイン・キッス」をBGMに、バレンタインモチーフの新衣装を発表するフィンおじ。
その姿は……これはチョコ化と言っていいのだろうか?一部の特殊性癖の人たちが喜んでいるかもしれない。
ちなみにXでのポストによると、「バレンタイン新衣装お披露目動画を投稿してからチャンネル登録が減りまくってます」とのこと。
59.この木なんの木おじさん
色々と”限界”を感じる一本。
日立グループのCMのパロディーで、「この木なんの木」の歌詞でお馴染みの「日立の樹」が流れているが、これは平成元年〜採用の7代目「日立の樹」かと思われる。
ちなみに映像の木はハワイのオアフ島にある「モンキーポッド」といい、Wikipediaのページにて動画内で使われている写真が確認できる。
途中、ちらっとコウメおじが映ったり、フィンおじがコーラスに参加したりしているが、特にオチは無い。
筆者が書き込んだ「納期」というコメントがトップに固定されている。
番外編⑨うんち(再掲)
第1回100本ノックの99本目「うんち」の再掲。
尺の都合でカットされているのが残念。
前回の記事でレビューを書いているのでそちらを参照。
映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の予告映像のパロディ。
旧Twitterでもよく4枚の画像として投稿されていたフォーマットで、見た瞬間になんとなくオチがわかる。
「現実的な恋をする朱里」
「叶わない恋に囚われる理央」
「初めての恋に戸惑う由奈」
そして――
うん。期待を裏切らないことって大切だ。
コナミの大人気音ゲー楽曲「打打打打打打打打打打」のMAD動画。
作曲はヒゲドライバー、歌唱はSELEN(楠世蓮)で、REFLEC BEATなどに収録されている。
「うゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」の音ハメが心地よく、27秒とは思えない満足感がある一本。
様々な表情を一度に見せてくれるので、「フィンおじってどんな表情あったっけ?」という時に参照するとよさそうだ。(そんなことある?)
第3回クソコラグランプリにて「トップバッター賞」を受賞したmiyaryu氏の作品。
2022年からはYouTuberとしても活躍しているゲームクリエイターの桜井政博が登場。スマブラSP最後のファイターとして発表されたのは、まさかの「フィンダーおじさん」。
いつものどぶウサギ氏のBGMで華麗に戦う姿はまさに……これはMiiファイターの動きですね。フィンおじが「格闘タイプ」で、コウメおじが「剣術タイプ」
「終わらないよ」の台詞と共に追撃するコウメおじはちょっとカッコよくて悔しい。チクショウ。
62.全方向美少女おじさん
うゆゆchangで乃紫 (noa)の「全方向美少女」をやってくれるのかと思いきや、サビに入った瞬間おじさんの姿にチェンジ。もどして。
しかし、フィンおじの横からアングルや下からアングルというのは貴重なので、まあこれはこれでと思う自分もいる。
「困っちゃう」の歌詞の部分では、本当に困った表情でくるくると回転し、そのまま隕石のように地球に衝突、爆発する。
ここに来て、満を持してのオーキド博士登場。
第1回100本ノック「うろ覚えでポケモン描けるかなチャレンジ」で描き下ろされた素材をふんだんに投入したMAD動画となっている。
後半はもはや安心感のある”フィンダー害悪部のメソッド”へと合流し、ベクシンスキーの”3回見たら死ぬ絵”(お徳用)との合せ技が繰り出される。
3月7日はVtuber名取さなの誕生日!
ということで、川崎のラ・チッタデッラで行われたイベント「さなのばくたん。 -王国からの招待状- Powered by mouse」へ行ってきたレポ。
名取とフィンおじの共通リスナーであり筆者のフォロワーでもあるOJavanせんせえのフラスタがなぜか紹介されている。
イベント内のアンケート企画で、リスナーがやってしまったいたずらを募っていたのだが、そこで「知人に3回見たら死ぬ画像を3枚見せた」というのが採用されており、前回の動画と合わせてタイムリーな内容となっていた。
おまけ:「さなのばくたん。 -王国からの招待状- Powered by mouse」解説
前回のばくたん「ハロー・マイ・バースデイ」が名取さなの集大成のようなイベントだったのに対して、今回は「ただ楽しいやつ」にしたとのことで、気楽な気持ちで臨むことができた。
実際にシンプルに歌って演じて騒ぐ形式のイベントだったわけだが、今回はこれまでと大きく異なる点がひとつあって、それは「声出しアリ」の形式だったこと。
2020年に新型コロナウイルスの流行で最初のばくたんが中止になってからずっと念願だった”名取に声援を送る”という行為がやっと解禁され、曲のコールなどで大声を出すことができたせんせえ達は非常に質の高い高揚感に包まれ、フレーズのひとつひとつを噛みしめるように発声していた。
新曲も2曲披露され、イベントの最後には9月に行われる「名取さな1st Live」の開催も発表。これは大きなサプライズで、会場のせんせえ達のどよめきが印象に残っている。
更に、2日後には後夜祭となる「Vの宴2024 feat.さなのばくたん。」が同じくラ・チッタデッラで催され、せんせえ達はオールナイトで騒ぎ通した。
これには多くのトラックメイカー・DJが参加していたのだが、なんと西郷・R・いろりが「西郷・DJ・いろり」として登場し、やけに渋い選曲で会場を沸かせて大盛りあがり。
パフォーマンスの合間には中継が繋がっている名取本人の声も流れて、せんせえ達と声でのやり取りを楽しんでいた。
イベントの最後には会場にいた全員でバースデーソングの合唱が行われ、計2日間のイベントは温かな空気の中で幕を閉じた。
65.フィンおじ 転職活動日記
リアルタイムで絶賛転職活動中のフィンおじ。
転職エージェントさんとのZoom面談に臨むことになったのだが、初めてのことに緊張してしまう。
「怖い人じゃなければいいけど……」と心配していたところに表示された相手の名前は「Yuki Sato」。
ユキ……これは女性の方か?と思いきや、登場したのは「佐藤勇気」。
おじさん同士で仲良く面談したのであった。
66.全方向美少女おじさん2
あの「全方向美少女おじさん」が3Dになって帰ってきた!
フロントダブルバイセップスのポーズをカッコよくキメた立体的なフィンおじを様々な画角から堪能することができる一本。
はっきりと足の裏を見ることができるなど、資料としても価値がある。
くるくる回転するところではまるで後頭部にも顔があるように見えるが、実際にある。
67.走る上下反転フィンおじ
あの「走るフィンおじ」が上下反転バージョンで帰ってきた!
上下反転したフィンおじについては上で書いたし、「走るフィンおじ」についても前回の記事で書いたので解説は割愛。
68.おさかなクソ天国
柴矢裕美の「おさかな天国」を使ったMAD動画。
フィンおじ × おさかな天国というと、第1回100本ノック「丸投げ外注回です~~~~~!!!(ヤケクソ)」が思い浮かぶが、今回は外注ではなく自作の動画。
アンコウのような姿になったフィンおじが綺麗な音ハメと同時に画面を覆い尽くす様は、ちょっとした快感を覚える。
途中、害悪メソッドが三度挿入されるが、その度にキャンセルされて情緒がおかしくなるという技巧的な一本。
また、本作とは関係ないが、「オジサン」という名前の魚が存在する。というのは有名なトリビア。
森山直太朗の「さくら(独唱)」を歌うフィンおじ。
いや、歌っているというよりもいつもの台詞を「さくら」のメロディーに合わせているだけなのだが、この形式は「やばいクレーマーのSAKURA TV(独唱)」で有名になったもの。合成の仕方や歌詞テロップの出し方も同じようになっている。
途中でキズナアイchangも参加しているので、独唱ではない。
物凄く中途半端な所で後半へ続く。
前回の続きから。
サビの「さくら」の部分に「うゆゆ」がハマるようになっているので、キズナアイchangのパートはそこを合わせるために尺を調整されており、彼女の蚊の鳴くような歌声によって笑いがこみ上げてくる。
最終的にはピアノの「エリーゼのために」が、原型のなくなった形で演奏され、さくらのメロディーを奏でる。
ベートーヴェンもまさか自分の曲がこんな使われ方をされるとは想像していなかっただろう。
3DSのゲーム「リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産」より、「ルーブル美術館侵入」のパロディ。
ゲーム本編では、美術館を駆け抜けながらリズムに合わせて展示されている銅像と同じポーズを取り警備員の目を掻い潜る、というもの。文字にしても伝わっている気がしないが、そうとしか言えない。
この音源はTikTokでもよく使われていて、リズムに合わせてポーズを取ったり変顔をキメたりという動画が多い。
フィンおじの動画は「走るフィンおじ」をベースに様々なポーズ(?)を取っており、これまでに登場した素材を懐かしむことができる。
後ろで薄っすらと「走るチルノ」のBGMが流れているのはフィンおじの消し忘れとのこと。
「家長むぎchang……ありがとう……」で使用された「HappyHappyHappyCat」のフィンおじバージョンを使ったネタ動画。
「〇〇の度に✕✕する」というのは古くからある定番ネタで、「✕✕」の中身は「加速」だったり「巨大化」だったりする。
最後にはいつもよりも豪華な爆発エフェクトからの「huhcat」の新素材が見られるが、これの元ネタはオーストラリアの猫・Benの動画を加工したもの。
しかし、背景画像が”オフィス”なのには、そこはかとなく闇を感じる。フィンおじの会社がブラック企業になってしまい転職活動したこととは関係があるのだろうか……。
73.クソPurePure
DECO*27作曲「ラビット・ホール」の二次創作アニメーション動画「PurePure」のパロディ。
PurePureはインターネット全土で死ぬほどバズっていて、執筆時点でXのポストは58万いいねを達成している。特徴的なキャラデザの初音ミク(のようなキャラ)のイラストを見かけた人も多いはず。
PurePureの作者channel氏はPurePureの再現ができる動画のテンプレも配布しているのだが、フィンおじはこれを使っておらず、己のクソ動画素材のみで戦っている。
ただし動画の構成は意識的に合わせている部分もあるので、正当な三次創作と言えるだろう。
テレビ朝日で1995年〜2000年まで放送されていたバラエティ番組「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」内のゲーム「ファイナル電流イライラ棒」より、ステージ終盤に登場するのロボのものまね。
このロボは「ファイナルウッチャンヘアピン」→「ウッチャンスリーセブン」→「ウッチャンギロチン or ウッチャン動く歩道」→「ナンチャン迷路」→「ナンチャンローラー」→「ナンチャンムーンサルト」とクリアした後に待ち構える「デンジャラスゾーン」で対峙することになる。
ちなみに筆者は「あーなんか見たことあるかもなぁ」という感想だったのでまだギリギリおじさんではない(?)
75.クソえもん
TVアニメ「ドラえもん」でかつて使用されていたOP曲「ドラえもんのうた」のMAD動画。
序盤は「うゆゆ」と爆発の音ハメで攻めていくが、ちょっと豪華な爆発エフェクトを挟んでからは空耳で有名なオフスプリングの「All I Want」をBGMにして「フィンおじ、新年早々ドライブを満喫する。 #015」のモチーフが再登場し、ボウリングのピンへと突っ込む。
……かと思いきや、なぜか上記動画と絵柄が違うので新素材の描き下ろしらしい。
元データを紛失してしまったのか、あるいは動画の存在を忘れているのか。
また、概要欄には「脊髄で作りました」の一言があり、逆にこれ以外の動画は考えて作られていたということがわかる回。
うゆゆchangが「フィンおじイモ」の収穫方法を教えてくれる動画。
農業など専門職の仕事内容というのは一般人には中々知ることのできないものであり、ただそれを垂れ流すだけでもインターネットでは需要があったりする。
概要欄には「小学生向け」との文字があるが、農業に興味を持つのはむしろ現代社会に疲れ果てた大人たちであり、彼ら彼女らが都会のコンクリートジャングルを飛び出して田舎の古民家に住み農業を始める――というのはありふれた夢物語だろう。(現実的に考えるとかなり難易度が高いので実行する者は少ないが)
フィンおじイモは顔が紫色で、異様に長い脚には毛が生えておらずツルツルで気持ち悪いのだが、その姿はフィンおじの現状が反映されているように思う。
彼は転職活動で消耗しきって顔色を悪くするが、一方で脱毛済みの顔にはヒゲが全く生えずツルツル。そのアンバランスさはフィンおじイモの体型にも現れているように見える。
そう考えると、ラストの「めでたしめでたし。」にも深い意味があるように感じ取ることができるのだが、これは考えすぎだろうか。
フィンおじ(イモのすがた)が、ホロライブ星街すいせいのオリジナル曲「ビビデバ」をパーティクルが飛び交う夜の街で踊り散らかす。
これを「踊り」と呼んでいいものか、というのには賛否があるだろうが、フィンおじ(イモのすがた)にとっては「使える武器は全て使う」という状況であり、その創意工夫は認めるべきだと筆者は感じる。
フィニッシュではロックダンスにおける「ゲットダウン」のようなポーズをキメており、心なしか表情もキマっている気がする。
爆発はあえての弱火。
CosMo@暴走Pの「初音ミクの消失」と共にフィンおじのこれまでの人生が脳内を駆け巡る。
引用元としては、「しかるねこに論破されるおじさん #002」、「Just do it おじさんに命を救われるフィンおじ #009」、「「令和」に向け、皆様へお伝えしたいこと。 #019」、「フィンおじ 登録2,000人記念パーティの様子をお届け! #011」、「米津玄師 「感電」に登場する全身銀色おじさんのモノマネ」、「フィンおじオーケストラ、開演。」、「機関車フィンおじ」、「将来の夢を語る小学時代のフィンおじ」、「豪水 / ツメゲリ部隊 (香水 / 瑛人cover)」、「コウメ太夫のモノマネを全力でやり散らかすおじさん」、「Uyuyuyuyuyuyu!/フィンダーおじさん」、「フィンおじクソ大家族」、「コレジャナイおじさんの絵描き歌」、「【20,000人記念】この期に及んでPPAPを全力でやり切るフィンおじ」、「うんち」、「業火の上で踊る姿を見世物にされる哀れなおじさん」、「オーキド博士の「そりゃそうじゃ」で 米津玄師「Lemon」」、「映像制作が終わらないーニョ」となっている。
ちなみに「初音ミクの消失」は「フィンおじの歌ってみた「初音ミクの消失」 #020」で一度歌っており、今回のオリジナルMVをもって完成と言えるのかもしれない。
79.熱き決闘者おじさん
TVアニメ「遊☆戯☆王」の定番BGM「熱き決闘者たち」を歌う?フィンおじ。
クソ動画の制作とは”闘い”であり、そういった意味ではクソ動画クリエイターという存在も”決闘者(デュエリスト)”と呼べるだろう。
いや、そもそも創作活動というものは殆どの場合において己(もう一人のボク)との闘いであり、有名な映画監督であろうと、趣味の絵描きであろうと、皆それぞれが日々”決闘(デュエル)”を積み重ねているのだ。
当然これを書いている筆者もそうであり、もう一人のボクからは「こんなことを続けているとガチで病むぞ」と囁かれている。助けてくれ。
80.宇宙刑事ギャバソおじさん
かつて大人気をほこったFLASH作品「宇宙刑事ギャバソ」のパロディ。この作品自体が「宇宙刑事ギャバン」のOPのパロディなので、パロディのパロディということになる。
FLASHの映像を綺麗になぞるような構成になっており、それでいて「受験票」がちいかわっぽい「草むしり検定5級」のものになっているなど、全体的にフィンおじらしさも保っている、リスペクトとエゴが共存した一本。
ちなみに、元ネタの最後は爆発オチなので、フィンおじは明らかにそのDNAを受け継いでおり、フィンおじを見て育ったクソ動画クリエイターもきっといつか爆発オチを使っているんだろうなと、まだ見ぬ未来のクソに思いを馳せる。
81.magneticおじさん
韓国のアイドルグループILLIT(アイリット)の楽曲「Magnetic」を歌う?フィンおじ。
歌詞の「You, you, you, you」とフィンおじの「うゆゆゆ」の相性が良く、綺麗に音が揃っている。
サビの後半で一瞬音が止まる部分では、おそらくTikTokを意識したであろう”お目々ぱっちり、パーティクルふわふわ”に加工されたフィンおじが映るのだが、それに対して「ヒエッ…」「恐怖画像で草」などと怯えたコメントが見受けられる。
82.許してくれ たいやきくん
昭和50年にリリースされ、日本でレコード売り上げ枚数が最も多いシングルとして有名な「およげ!たいやきくん」のMAD動画。
基本的に素材のリサイクルで成り立っており、「海」を表現するのに第1回100本ノック「インドア系ならトラックメイカー/フィンダーおじさん(covered)」をほぼそのまま使用。
そこからの「この曲はもしかして…!?」(音声は「君はもしかして…!?」を代用)と展開して、まるでDJプレイのように楽曲が切り替わる
いや、DJは言いすぎた。
にじさんじ所属ライバーの佐伯イッテツくんが恋愛シミュレーションゲーム「クリーチャーと恋しよっ! for乙女」の第2回配信中に発言した一言を切り抜いて反応するフィンおじ。
ここでいう「チューリングラブ」とは第1回100本ノック「チューリングラブ / フィンダーおじさん」のことを指していて、フィンおじが”虚無”とデュエットしているのを利用して誰でも一緒に歌うことができるというもの。
その言葉を聞いて思わず猫ミームになったフィンおじは、続いて動画編集の力によって強制的に歌ってみたコラボを実現させる。
フィンおじしか歌っていない部分も躊躇なく2色のテロップを使用し、最後はイッテツくん諸共爆発。おそらく本人は喜んでいるだろう。
84.ハッチポッチおじさん
1995年から2005年にかけてNHKで放送された子供向け番組「ハッチポッチステーション」のOP曲「ハッチポッチファミリー」のパロディ。
「ジャーニー」をフィンおじが、「ダイヤ」をうゆゆchangが、「トランク」をしかるねこが担当している。
背景に無数に貼られているポスター類は全て視聴者によるファンアートで、クソコラグランプリの応募作品が使われている。
キャラクター紹介のパートでは全員フィンおじだが、ラストでトランクが「ワンワン」と吠える部分は、核爆発の「バンバン」をハメることによって綺麗に纏めている。
85.人間っていいな………
TVアニメ「まんが日本昔ばなし」のED曲「にんげんっていいな」のパロディ。
「ハッチポッチファミリー」とは対照的に、初手で核爆発の「バンバン」がハマっている。
普段からよく使っている素材が多めだが、「ぼくも帰ろ お家へ帰ろ」の部分では久々に退勤して電車に揺られるフィンおじを拝むことができる。(ここでは田中ゴメスはいない)
また、「でんでんでんぐりがえって」の部分では上下反転ネタをまた擦っている。
あの「宇宙刑事ギャバソおじさん」が帰ってきた!
80本目の動画ではサビ前で中途半端に終わっており、続きを熱望する声が上がっていたが、それに応えた形だ。
動画内でも言っているが、別にネタが無いから続編を作ったわけではない。
前半部分よりもややオリジナリティが高く、元ネタに囚われすぎずに自由奔放に映像を作っており、もはや「ギャバソを自分のモノにしている」と言っても過言ではないのではないだろうか。
音楽プロジェクト「MAISONdes」によって企画された、はしメロ × maeshima soshi の楽曲「けーたいみしてよ」の二次創作MV。
うゆゆchangの可愛らしさが前面に押し出されており、珍しくスマートフォンの3Dモデルを使用している。元動画リスペクトの手書き風フォントによるリリックも印象的。
そして、最終的にはなんと実写映像でけーたいを見せてくれる。
そのロック画面に映し出されていたのは、オーキド博士だった。恋人を威嚇するな。
88.フィンおじクレーンゲーム
クレーンゲームの景品と化したフィンおじたち。
いつものフィンおじに加えて、上下反転フィンおじ、コレジャナイおじさん、しかるねこなどが並んでいる中、何度も横方向に動くそのアームが掴み上げたのは、ムキムキのフィンおじだった。
しかもこのムキムキ、やたらと長い。
彼の胴体はまるでナナフシのようになっていて、シックスパックの腹筋が縦に5つ並んでいる。合計30パック。
”ムキムキ”も”やたら長い”もギャグとして面白い要素だが、ダブル採用というのは初めて見た。
BGMはSNKのクレーンゲーム「ネオミニ」の待機時に鳴っているもの。
おかあさんといっしょ楽曲「はみがきじょうずかな」の狂気動画。
上下反転した12のフィンおじが「歯」となり、そして磨かれる。
「しあげはおかあさん」の部分では、久々に”フィンおじの母”が登場。これは第1回100本ノック「フィンおじの母です。大切なお願いがあります。」以来かと思われる。激アツ展開だ。
最終的にはその母との乱闘になってしまうが、おかあさんが歯磨きをしてくれる幸せというのは、子供にとっては分かりづらいのかもしれない。
G1レースのファンファーレと共に4人の走者(フィンおじ、フィンおじイモ、上下反転フィンおじ、コウメおじ)が発表され、スマブラのカウントでかけっこ競争が開始する。
最初に脱落したのがコウメおじ。うっかりバナナの皮を踏んでしまい、「チクショー!」と叫びながら退場!
続いて上下反転フィンおじが歯ブラシで磨かれてしまい退場!
残る二人の内どちらが勝つのか!?と勝敗を見守っていると、なんと上下反転フィンおじが怒涛の追い上げ!三人ほぼ横並びでフィニッシュ!!
ジャッジはビデオ判定に委ねられるが、そこに映っていたのは、ロケットのように飛翔するコウメおじの姿だった――。
はい、そうですか。
91.YEE
2012年から存在する海外ミーム「Yee」のフィンおじバージョン。
元ネタの更に元ネタはドイツのアニメ映画「Abenteuer im Land der Dinosaurier」のイタリア語版なのだが、この映画自体がアニメ映画「リトルフットの大冒険 ~謎の恐竜大陸~」のモックバスター(パクリ)作品らしい。何が何やら。
そして、「Yee」と聞こえるのは実際は「Peek」と発音していて、四足歩行の恐竜の名前とのこと。
フィンおじの映像制作の傾向を考えると元動画にそのまま自分の姿を重ねてもいいように感じるが、今回はいらすとやの素材「山道のイラスト」と「ジャングルのイラスト」を背景に使っており、オリジナルの映像は使っていない。元動画の画質が低すぎて浮くからかな。
92.納期が近いよ
「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」の園田智代子のソロ楽曲「チョコデート・サンデー」の歌詞の一部を切り貼りして音程を加工した「月曜が近いよ」というMAD動画(およびそれを定期的に投稿するbotアカウント)があって、「月曜が近いよ」をひたすら連呼するという内容なのだが、それを「映像制作が終わらないよ」に置き換えたものがこの動画。つまり三次創作。
世の中には様々なタイプの絶望が散乱しており、月曜が近いのも、納期が近いのも、どうにか踏ん張って乗り越えないといけない。
踊っているだけでは時間は止まらないし、作業は進まないのだから。
ちなみに投稿日は5月27日、月曜日。
自作のルーレットを使って自身の顔面パーツのサイズを変更する企画。
フィンおじは過去にJavaScriptを使ったシステムを自作しているが、今回のルーレットもその技術の応用で作れる範囲のもの。
そしてルーレットに従って完成したものは、うゆゆchang曰く「非常におぞましいクリーチャー」。
なるほど、黄金比って凄いんですね。
94.やわらか戦車おじさん
FLASHアニメ作品「やわらか戦車」のテーマ曲「やわらか戦車マーチ」の替え歌。本編の第1話に当たるパートがこの曲のMVとなっている。
原作はやわらか戦車の弱さが歌われている歌詞だが、この替え歌ではクリエイターの辛さや、クソ動画制作ならではの悲しみがテーマとなっている。
フィンおじは頻繁に古のインターネットネタを投稿するが、今回はXにて野良いぬ氏に「懐かしすぎて泣いちゃった」とリプを送られ、それに対して「僕を平成から抜け出させてくれ……抜け出させてくれ……」と返事している。我々はみな平成に囚われているのだ。
95.風のチクショウ憬
スーパーファミコン用ソフト「クロノ・トリガー」のBGM「風の憧憬」をコウメおじで歌ってみた動画。
本来は歌詞の無い曲だが、ニコニコ動画で育った人間にとってはHamar氏が作詞したものが身体に染み付いていて、なぜかみんな「まどろみ消えて〜♪」もしくは「深い森から〜♪」と歌うことができる。主に「ニコニコ動画流星群」の歌ってみたが原因。
替え歌の歌詞はいつも言っているような台詞そのままだが、同じことを2回繰り返すユーモアと、ひぐらしのように切なく響き渡るコウメおじの鳴き声とが混ざり合って、静かに笑い泣きできるような仕上がりとなっている。
これがノスタルジーか。
Vtuberの間でも流行中の「POKÉDANCE」の踊ってみた動画。
画面中央で踊るフィンおじの後ろには、金銀・ルビサファの御三家ポケモンの代わりに三色のしかるねこが踊っている。
……のだが、作画が途中で力尽きて、後半は苦し紛れのてんどんマンループになっている。
原作は9人のアニメーターで分担しているわけだから、仕方ないね。
完全に余談だが、原作の映像監督は星街すいせいの「ビビデバ」も担当しているユニット「擬態するメタ」で、筆者はそのメンバーのBiviくんと二人でカラオケに行ったことがある(唐突な自慢を許してくれ……)。当時はここまでの大物になるとは思っていなかった!
97.惡の華おじさん
TVアニメ「惡の華」のED曲「花 -a last flower-」のMAD動画。
原曲は2001年に発売された「花」という楽曲のアレンジ版となっていて、その個性的なサウンドは各方面で高く評価されている。またその一方で、「検索してはいけない言葉」にも登録されている。ちょっと怖いからね。
しかし、そんな曲でもフィンおじの手に掛かればいつものクソ動画となってしまうので不思議なものだ。特にクラリネットパートを歌わされるキズナアイchangは必見。
ちなみに、画面中央の黒いふわふわは、「惡の華」の作中に登場するボードレールの詩集「惡の華」の表紙に描かれているもの。
98.ギャグマンガ日和おじさん
TVアニメ「ギャグマンガ日和+」のOP曲「希望の宇宙の…」の二次創作MV。
ひたすら「〜の」が続いていくこの楽曲に対して、これまでの動画で使われてきた素材たちが滑らかに連続して移り変わっていくという、見ていて非常に心地よい映像となっている。
しかし最終的にはネタ切れ状態となり、「約束の」「手の油」くらいからはかなり強引なこじつけ→「ギャ」で3回見たら死ぬ絵の即死技へと雪崩込む。
この無理矢理感こそがフィンダーおじさんの真骨頂だ……!
99.クソ動画100本ノック、記念すべき99本目は…!!!!
始まりのあるものには、終わりもある。
ついにクソ動画100本ノックSeason2も99本目。
この極めて重要な局面で選ばれたのは……豪水でした。
もう最終章(ファイナル)やってから随分経っているものの、未だに擦られ続けているこのネタにはもはや愛好家とも呼べる視聴者も存在しており、ここまで来てしまったならもう好きなだけやったらいいと思う。
豪水の味知ってるの、ツメゲリ部隊とフィンおじリスナーだけだし。
さあ、エンディングだ!
Perfumeの「チョコレイト・ディスコ」をBGMに、これまでに登場したおじさんたちが勢揃い!
思い返せば辛いことも沢山あった……転職活動、インフルエンザ、飢餓、戦争、死。
それでもこうしてクソ動画を見て人生の貴重な時間をドブに捨てることができるのは本当に幸福なことであって、そんなチョコレイトのような甘い体験を僕らは決して忘れない。
全てのおじさんに、精一杯の感謝と正方形の核爆発を捧ぐ。
以上、全動画110本+αの解説でした。
おつゆる〜
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