フィンダーおじさんを知っているだろうか。
待って、まだブラウザバックしないで。
フィンダーおじさんとは2018年から活動しているVtuberであり、その圧倒的な独創性と気色悪さによって他の追随を許さないクソ動画クリエイターである。
公式ポータルサイトはこちら
そんな彼が2020年7月12日に開始したのが「クソ動画100本ノック」であり、今回はその作品群をレビューしていこうと思う。
評価軸はただひとつ――クソか否か。
筆者による完全な独断と偏見、あとはその時の気分などによって動画のクソ度を5段階でレビュー(星の数が多いほどクソ)していくので、適当に読み飛ばしながら面白そうな作品だけ拾って頂ければと思う。
なんせ100作品もあるので、その全てを試聴するのはオススメしない。マジで時間をドブに捨てることになる。
(ちなみにここから全ての動画をまとめて視聴できる)
また、かなりの割合で前提知識が必要な内輪ネタが登場するので、万全の態勢で楽しみたい読者は最低限このまとめ動画だけ先に見ておいてもらいたい。(流し読みする場合は見なくてもOK)
ちなみに、記事作成当初は全ての動画をひとつのページに埋め込み表示する予定だったのが、重すぎてサイトがダメになったので、サムネ画像のみの掲載とする。(それでも編集画面は若干重い……)
それでは、レッツ・クソ!
1.【始球式】これよりクソ動画100本ノックを開始します!!!
クソ度:★★★
一見すると意味不明だが、かなり多分な文脈を孕んだ作品。
挙手の動作(シェイプトゥイーン)で身体がグチャグチャになるのはいつものことだが、この定番ネタは杉本君(フィンおじのキャラデザ担当)&不信氏「初心者でもわかるFLASHアニメーション講座」からの流れでその後に登場するバットを持った少年は更に遡って杉本君「YAMAOKA」からの流用。キャラデザ的な意味で兄弟の共演だったりする。また、投球のアニメーションは「テトロドトキサイザ2号」からの流用。
ちなみにフィンおじの血液がピンク色なのは鷲巣マリオパーティで言及されていて、理由は「ダンガンロンパが大好きすぎて」というもの。
打った瞬間に「残り99本」となる演出に関しては、アニメの第1話のようで個人的に好感触。これから始まる100本ノックへの期待が高まる。
クソ度:★★
懐かしいフラッシュネタ「恋のマイアヒ」のパロディ。
最後の「オリジナルです」という宣言は、フィンおじがAAの何かに似ているという自虐のようなものから来ていて、のまネコ問題を想起させる。
実際は特に似ているキャラというのはいないと思われる。
映像は既出素材の使い回しと新規絵の割合が程よく、サビ部分では躍動感が感じられて飽きさせない。
クソ度:★★★★★
かなり純度の高いクソ。
冒頭は”いつものパターン”で始まるが、このもみくちゃになるシーンの曲は杉本君&不信氏「FRENZ 2016 一日目夜の部オープニング -Break up your habit-」で使われたもの。どぶウサギ氏作曲。
そこから何の脈絡もなく映画「セッション」のフレッチャー先生が登場。何のひねりもなく合わせのシーンに入り、これと言ったオチもなく爆発して終了。
流れに尖った部分がなく単純なのでその全体像を理解できてしまい、面白みがない。満点。
……あ、今更ですがこういう企画です。
あと97本、続けますね。
また、10作品ごとにこういった形で筆者の思考の跡を書き記していきます。
クソ動画を真剣に見続けた人間にはどんな変化が起こるのか、是非レビューと合わせてお楽しみください。
クソ度:★★★
”ステイホーム”で流行した星野源「うちで踊ろう」のMAD。
これは絵描きあるあるなので明確な元ネタというのは不明だが、おそらく杉本君&不信氏「映像制作を助けてくれ」から来ている。これは上記「Break up your habit」の前作に当たる作品で、その遺伝子はあまりにも色濃い。映像制作に苦悩する主人公というのもこの辺りの文脈からか。
今回の爆発エフェクトはいつもよりちょっと豪華。
5.【検証】もしフィンおじがZOOMで多人数会議をしたら???
クソ度:★★★★★
もう聞き取る気にもならないが、0:36あたりでハッキリと「どんぶり.jpg」とだけ聞こえる。そして最後には「僕の人生を許してくれ」とも。
おそらく全パターンの表情を入れて差別化を図ったのだろうけれど、枠の数に対して足りていない。
そもそも何が”検証”なのか不明だし、オチも無い。満点。
クソ度:★★★★
どこから着想を得たのか不明だが、唐突に始まる合コンレクチャー。
「そ」にオチが来ることは明瞭なのでそこまでの間に予想を立てるが、まさかの「ゆ」が来て裏切られる。そこから先はいつもの台詞を連発するだけで目新しさは無い。
最後の「さしすせゆじぜよ」で多少は持ち直すものの、そのまま紙飛行機のような低空飛行で終了する。
クソ度:★★★★★
冒頭から「手を洗おう」という現代社会において最も重要とも言えるメッセージを発するが、タイトルとサムネで既に羊になってしまうことがわかっているので、開始10秒もすれば先の展開が読めてしまう。
「とほほ…」からの牧羊犬に追いかけられるシーンに関しては、若干だが後述する円メアリーっぽさが醸し出されている。
しかし、展開の唐突さ、スピード感が完全に劣っており、あくまでも表面的なもの。音声を完全に消すなどのシュールさが加わればまだ盛り上がりが演出できたか。満点。
クソ度:★★★
珍しくシリアスなサスペンスもの。
かと思いきや、最終的にはロマンチックなラブストーリーとなり、完全に意識の外から殴られる。
ちなみに私事だが、筆者が過去に制作したクソ動画と流れがそっくりなのでびびった。そんなシンクロニシティ要らないから。
クソ度:★★★★
この先定番となる”いつもの”ネタ改変シリーズの1本目。
不覚にも「星野源」の読みで笑ってしまった。
しかし後半はその言葉遣いにも慣れてしまい、”異世界で見た日本アニメの再放送”のような不思議な感覚に陥る。
10.【悲報】フィンおじ、記念すべき10本目を他人に作らせる。
クソ度:★★
まさかの”他人に作らせる”という丸投げシリーズの1本目。
制作を代行するのは映像作家でVtuberの円メアリー(84yen)氏で、タイトルは「お寿司マンライジング」。
メタ的な面白さに加えて、動画の意味不明さ、何も発しないラスト、改変エンディング、コメント欄で前田地生氏(詳しくは後述する)が「サボんな」と叱責するなど、エンタメとして普通に楽しく観ることができてしまう。
そもそも、正式に依頼してしっかりリンクを貼っている時点でそれほどクソではないだろう。
……と、ここまでで全体の1/10となる。
まだ企画は始まったばかりだが、この文章を読んでいる読者は果たしているのだろうか?
もし届いているのなら、是非最後までお付き合い願いたい。
ちなみに現在の筆者の容態は極めて健康であり、なかなかのペースで執筆が進んでいる。
この調子なら何事もなく終了しそうで、逆に書くネタが無くなるかもしれない。
11.【検証】今更「ハリーポッターと○○」で大喜利しても笑える回答ゼロ説
クソ度:★★
大喜利を用いた検証企画。この辺りからフィンおじは”リスナーを使う”ということを覚え始める。
応募総数418件から選ばれた回答は中々に練度が高く、筆者個人としては「死」「ハリーポッター以外の全て」がお気に入り。
検証と呼べるか怪しいラインだが、紹介のテンポが良く見やすい動画に仕上がっている。
12.米津玄師 「感電」に登場する全身銀色おじさんのモノマネ
クソ度:★★★★★
米津玄師「感電」MVのパロディー。
と言っても、ただアルミホイルみたいなテクスチャ貼っ付けただけだし、過去のモーション使い回してるしで、全くと言っていいほど感情が動かない。
オチは無く、本人もまるで失敗を認めたかのような表情で、ただただ物悲しさを覚える。満点。
クソ度:★★★
新規絵盛りだくさんで満足できる内容。
何も知らない人に見せてもそこそこウケそうなビジュアルで、改めてフィンおじのミームとしての強度が伺える。
このままでは普通に面白い動画となりそうだが、任天堂の登場→逆転裁判(CAPCOM)の流れはチグハグさが目立ってクソ度を底上げしている。
14.5秒後に爆発するワニ
クソ度:★★★
Twitter漫画「100日後に死ぬワニ」のパロディ。
これを言ったらおしまい感があるが、サムネからして出落ちだし、どんな気持ちで4パターンも作ったんだろうとフィンおじのメンタルが心配になる一作。
ちなみに、これらの作品群を真剣にレビューしようとしているこっちのメンタルもまあまあキツい。
エンディングの改変はちょっと面白い。
クソ度:★★★★
フィンおじがまさかのクラシックに挑戦。音声はセサミストリート ハードコアより。
これは真面目に分類すると現代音楽というジャンルが当てはまり、音楽大学に通っていた筆者は当時聴きにいった作曲科生徒による新曲発表会を思い出した。彼らは基本的に頭がおかしいので、これと似たような曲もあったような気がする。
いや、流石にここまでのクソは無かった。
クソ度:★★★★
Vtuberの”初配信”の理想と現実。
実際に行われた初配信というのは①メッセージやファンアートの紹介→②フィンおじアローラのすがた(第1回クソコラコンテスト)というプログラムで、動画内で映っていたのはそのクソコラコンテストで紹介された鬼灯オズ氏の作品「フィンダードラゴン」と、それを制作するにあたって使われたカスタムブラシ「フィンダーブラシ」
ちなみに実際の初配信では、フィンおじ(と筆者)の推しVtuberである名取さながスパチャを送っていたり、現在ホロライブで超絶人気のさくらみこが画像付きメッセージを2部門で送っていたりと、普通に考えて理想を遥かに超える内容。
マジでクソが。口内炎4つできろ。
17.【検証】壺配信を見尽くしてるVヲタなら初プレイでも楽勝説
クソ度:★★★★
”壺おじ”こと「Getting Over It」の実況プレイ動画。
このゲームはVtuber黎明期からずっと流行し続けており、ライバー勢ならかなりの割合で一度はプレイしているもの。そのため、熱心なVtuber視聴者なら必ずスタートからゴールまで通して見たことがあり、要所要所の攻略法も熟知している……という仮説を検証している。
しかし大方の予想通りか、序盤の岩場地帯を抜けられずに終了。
そもそもが出オチである上に、無駄に尺が長く、それをBGMの垂れ流しで誤魔化すというクソの所業。
18.機関車フィンおじ
クソ度:★★★★★
杉本君「機関車OKAZAKI」のパロディ。
……というかそのまんま画像を置き換えただけの作品とも呼べないパクリ動画。
更に言うと、叩かれる時のエフェクトが無くなっており派手さを欠いている。満点。
19.【悲報】フィンおじ、またしても動画を他人に丸投げする。
クソ度:★★★
丸投げシリーズ2本目。制作は再び登場の円メアリー氏。
タイトルは「カレーライスが食べたいなあ」とのことで、主人公がカレーを食べようとするもののハンドパワーによるパワー汚染によって食べられなくなってしまうところから始まる。(その先の展開は割愛)
今回も円メアリー節が炸裂しており、意味不明でツッコミどころしかない映像がテンポ良く繰り出される。理解が追いつくことは一生無いが、ラストに登場する「シェフ138」の笑顔によって、まるで遠い景色を見ているかのような穏やかな心情へと行き着く。
20.インドア系ならトラックメイカー/フィンダーおじさん(covered)
クソ度:★
クソ動画ノックの20本目にして、チャンネル登録者1万5000人突破の記念歌ってみたMV。
曲はYunomi「インドア系ならトラックメイカー」
普通にいい映像作品なので軽く怒りすら覚える。最低評価。
100本ノック最終日の視聴者による人気投票企画では第1位の人気動画となったが、筆者もこの作品に投票したのでこれには納得(???)
ちなみに最初の間奏で登場する小さなフィンおじは「見て!フィンダーおじさんが踊っているよ かわいいね」というTwitter動画より。こちらの元ネタは川崎氏によるサボテンのミーム。
さて、ここまでで全体の20%
段々と「クソ動画とは何なのか?」「面白いとは?」といった混乱が脳裏をよぎるようになってきた。
しかし途中で投げ出すわけにもいかないので、このままレビューを続けようと思う。
まあ、多分大丈夫だろう……。
21.【閲覧注意】頭が輪ゴムで割れるか、スイカみたいに試してみた。
クソ度:★★★★
YouTuberらしい挨拶から始まり、バズるために過激な企画に挑戦するフィンおじ。
スイカに輪ゴムを巻いて破裂させる動画で最も有名なのはおそらくくぼさとうチャンネルのこちら。何度見ても笑える傑作なので未視聴の読者は是非。
フィンおじの頭もスイカのように破裂するのか?と思いきや、変形してアートになったフィンおじがオークションで買い取られるという安心感のあるオチ。円メアリー(84yen)「法廷バトル」と通ずるところがある。
緊張の緩和は笑いの基本だが、あまりにもそのギャップが強すぎると面白くなくなるという好例。
クソ度:★★★
構成としては「理想の初配信」と同じだが、「家族で川の字になって眠りたい」という夢が「一人で鬱の字になって眠る」という想像の斜め上の現実(?)へ。
ちなみにこの「鬱の字」の初出は漫画「ハルシオン・ランチ」の第6話かと思われるが(実際に2巻まで購入して確認)、フィンおじが影響を受けているかどうかは不明。Twitterでもそれが世に出た2010年頃から同様のネタが散見される。
ちなみに元ネタでは「欝」の方の漢字を用いている。
おまけ:「ハルシオン・ランチ」レビュー
一言で表すとSF嘔吐コメディ漫画。
ホームレスの主人公化野元の元に、何でも一瞬で食べる宇宙人ヒヨスが現れるところから始まる。
ヒヨスが食したものは体内(故郷の星と接続されている)で融合してしまい、様々な異形を吐き戻すのが最大の特徴。決してグルメ漫画ではない。
SF要素は意外としっかり作り込まれており、最終的には宇宙を股に掛けた戦争のような状態になってしまうのだが、それまで雑に散りばめられていた伏線がいい具合に回収される。
時代を感じるようなギャグが多く、あまり読みやすい作品ではないが、上記「欝の字」のように至る所に斬新な発想が詰め込まれており、気が付くと全2巻を読み終わっていた。クソ漫画ではない。
23.【悲報】フィンおじ、Twitterの転載を新作動画と言い張る。
クソ度:★★★
仕事が忙しく映像制作ができなかったフィンおじが上記クソコラコンテストで紹介された鬼灯オズ氏のファンアート動画「デオキシリボおじさん」をそのまま転載。
宇宙空間に現れたフィンおじがデオキシスのフォルム(+ピチピチ跳ねている何か)に変形して襲いかかるが、”フィンおじを気持ち悪く表現してやろう”という熱意が相変わらず凄まじい。映像演出はポケットモンスター オメガルビー/アルファサファイアより。
また、退社シーンで一緒に電車に乗っているのは杉本君作品に登場する田中ゴメス。またしても兄弟コラボだが、実はFRENZ2019の出展作品で既に共演を果たしており、大歓声を巻き起こしている。
24.走るフィンおじ
クソ度:★★★★
フィンおじが分身したり波打ったりしながら走る。特に面白みは無い。
サザエさん風の次回予告で終わるが、実際に書いてある通り3日間の休みを取った。
元ネタはおなじみ円メアリー(84yen)氏の「走るチルノ」で、これはニコニコ動画において100万再生をほこっている。続編の走るチルノ【辛口】も人気(ホラー表現注意)
クソ度:★★
またもや懐かしのフラッシュ音楽のパロディ。
これまでに登場した様々なモチーフが散りばめられており総集編的な要素が大きいが、新規絵が無いというわけではなく、新鮮さも感じらる。
オチはまさかの「ネタ切れクル」で、何周か回ってこれには素直に驚いた。
26.【検証】誰でも知ってるなぞなぞ、全員ふざけて逆に正答率0%説
クソ度:★★★★
視聴者を使った検証企画。
ボケを期待してTwitterになぞなぞを載せるが、ほぼストレートな右ボラード的な回答が来てしまう。
個人的には「フレンチトースト」がお気に入り回答。食えるだろ。
クソ度:★★
”有名人の親族ネタ”かと思いきや、ざにお氏「ボカラン詐欺」の歌ってみたをやりつつチャンネル登録をせびるという内容。ちなみに原曲ではマイリスを呼びかけている。
特筆すべき点として”フィンおじの母”が登場するわけだが、外見の区別は特に無い。
かなりざっくり分類すると釣られてよかったタイプの動画に当てはまると思うので、あまりクソとは呼べない。
クソ度:なし
あまりにもオーソドックスなVtuberの動画であり、これをクソ動画と呼んでしまうと界隈においてかなりの数を敵に回してしまうのでノーコメント。
クソ度:★★★★
準レギュラー円メアリー氏への丸投げシリーズ3本目。タイトルは「仇討ち」
後にフィンおじのTwitterにて「本来はだんご3兄弟になる予定だった」とのエピソードが披露されているが、別にだんご3兄弟だったとしてもクソ度は変わっていなかったと思われる。
ちなみに、団子というのは2018年の「クソフラ_真夏の太陽」でも登場したモチーフ。
ラストの「お前も限界なのか…」というコメントが印象的だが、この関係性は終盤までずっと引きずることになる。
クソ度:★★★
まさかのニコニコ動画との同時試聴を強いられる怪作。
フィンおじと一緒に観ることになるのは探偵オペラ ミルキィホームズのOPのみで、ニコニコのコメントが無いと成立しないようになっている。
スタートの合図無し、スマホ勢の切り捨て等、不親切さが目立つ。
しかし、映像体験自体は中々に斬新で面白い。
特にフィンおじの感想が聞けるというわけではなくテンプレコメントのみなので、結果的に中途半端なクソ度となっている。
おまけ:探偵オペラ ミルキィホームズ #1「屋根裏の入居者」レビュー
4人組の探偵「ミルキィホームズ」が、トイズという能力を駆使して怪盗と戦うバトルもの……かと思いきや、シュールなギャグがテンポよく挟まるドタバタコメディ。
冒頭で失ってしまったトイズを取り戻すために彼女たちが悪戦苦闘する物語、のような気がする。
しかし、ニコニコ動画のコメントを見た限りだとこの第1話はあまり当てにならないらしく、純粋に続きが気になる。機会があれば2話以降も試聴したい。
どの辺りが”オペラ”なのかは最後までわからなかったが、あまりクソアニメという感じはしない。
これでようやく全体の3割に到達。
……したものの、先程から酷い頭痛に悩まされている。後頭部を執拗に殴られ続けている感じだ。
薬を飲んだものの効く気配すら見せずに辛い。クソ動画を見続けている影響だろうか?
クソ度:★★★★★
30本目ラストの予告通り、3Dモデルのお披露目動画をプレミア公開。
しかし、いつもの2Dモデルと背景を3D空間に配置しただけという裏切りに、これを見るためだけに集った視聴者たちのチャット欄は「は?」の嵐となる。
フィンおじの動画にしては珍しく低評価が30以上(記事執筆時)も押されるという結果に。満点。
クソ度:★★
まさかの初手3Dで、何故かボディビルのポージング(フリーのモーション素材を流し込んだだけ)をしながら前日の動画について立体的な謝罪を繰り広げる。
また、0:50〜辺りで背面にも顔のテクスチャが貼られていることが判明。チャット欄はあまりの気持ち悪さに阿鼻叫喚で「夢に出る」「シンプルにキモい」等の印象的なワードが並ぶ。
映像は1:50〜辺りからループに入り、尺の合ってなさが際立つことに。
静かな爆発オチでエンディングに入るのもシュールで、普通に面白い一作。
ちなみにムキムキの3Dモデルの素体はガンガゼ氏が配布しているものを元に作成している。
クソ度:★★★★★
原点回帰とは名ばかりのほぼ再放送。
回帰というよりはずっと原点に留まっているだけであり、良く言えば安定しているが、悪く言えば停滞しているとも。
概要欄の「この芸風をこすり続けてもうすぐ3年目なの冷静に考えてヤバすぎる。」というコメントからはもはや貫禄すら感じられる。満点。
クソ度:★★★★
”いつもの”ネタの改変シリーズ2本目。
日本語→英語→日本語と再翻訳した結果、違和感しかない怪しい言葉遣いが生まれるが、フィンおじの喋り方がそもそも違和感の塊なので、なんとなく相性がいいような気もしてくる。
何も知らない人に聞かせたら意外とすんなり受け入れるのではないだろうか。誰か検証してみてほしい。
35.【検証】バズツイートでチャンネル宣伝したら登録者何人増えた?
クソ度:いいね
色んなYouTuberやVtuberさんがやっている企画なので、クソとかそういうのは言えないです。普通に興味深い。
クソ度:★★★★
エンディングまで含めて50秒と最短の動画。
広告と中身が異なっているいわゆる”広告詐欺”のゲームCMのパロディだが、もちろんフィンおじのゲームもプレイできないし、視聴者は何も得ることができない。
ちなみにYouTubeでは短すぎる動画にはほとんど広告が付かないので、この動画によって”例のCM”を見ることは難しいと思われる。
クソ度:★★★★
yama_ko氏が制作したロゴをリニューアルするとのお知らせ。
そこで提示されるのは大阪・関西万博のロゴ、通称「いのちの輝き」のパロディ。
そこにテロップで「知ってた」と被せ、その後に表示されるグリーンバック素材には「いらない」とも。
しかし視聴者としてはGB素材は常に「助かる」ものなのでフィンおじはわかっていない。(本当はわかっているくせに……)
38.【FallGuys】本気(ガチ)で戦ってみた!!!!!!!
クソ度:★★
人気ゲーム「FallGuys」のキャラクターと戦闘(フリー素材のモーションを流し込んだだけ)を繰り広げる3Dのフィンおじ。
被ダメボイスが「うわぁ」や「うゆゆゆゆ」なのに対して、自分が攻撃する時に発するのが「許してくれ」というのはあまりにもサイコパス的ではないか。
最終的な判定は「ケンカ両成敗」となっており、安定の爆発オチ(ダブル)へと収束する。
クソ度:★★★
準レギュラー円メアリー氏への丸投げシリーズ4本目。
フィンおじ、回を重ねるごとにじわじわと開き直るな。
本編(タイトル不明)では満を持して円メアリー本人が登場。……するかと思いきや、彼女(彼)の伝家の宝刀「バッハ」が企画を乗っ取り、視聴者は「バッハ占い」を強いられることになる。が、その結果はなんとカップ麺で、バッハの食事情を知ることができる。
ひまわりの写真→「ここで一句」というかつて無いほど唐突な幕引きには流石のフィンおじも困惑。
ちなみにこのBGMはバッハではなくヴィヴァルディ「四季」より「春」の第2楽章。
↑これ事実しか書いてないの凄くない?
クソ度:★★★★★
”いつもの”改変シリーズ3本目。
今回は映像制作から逃亡しようと考えるフィンおじの元へ「逆再生Just do it おじさん」が現れて何か言う(逆再生なので我々は聞き取ることができない)
フィンおじが再起し正統派HAPPY ENDで終わるが、ひねった展開はひとつも無く、完全な出オチと言える。満点。
そろそろ折り返し地点が見えてきた。
先程の頭痛についてはHくんに相談したところ、「大丈夫」との回答が返ってきたので平気になった。
あまり長くクソ動画を見続けるとよくない気もするが、これはあくまでも自分のためらしいので、最後まで気合を入れて挑もうと思う。
親の顔よりフィンおじを見ている。
クソ度:★★★★★
瑛人「香水」のパロディで、「豪水」
豪水というのはワンピースに登場するアイテムで、命と引換えに力を得られるというもの。ツメゲリ部隊がクロコダイルに挑む際に使用したのだが、クロコダイルはそれを知ると、「勝手に死ぬんなら………おれが手を下すまでもねェよな?」と言い放ち、戦うことを放棄。ツメゲリ部隊は為す術なくその場に倒れていきほとんど無駄死にとなった。
ただフリー素材のモーションを既存モデルに流し込んだだけの映像は、その時のクロコダイルの心情を表している……かは不明だが、何にせよこんなに説明が必要な時点でクソ。満点。
クソ度:★★★★★
ロゴの変更に続いて、エンディング映像を変更するとのお知らせ。
このエンディングはフィンおじガラルのすがた(第2回クソコラコンテスト)で総合最優秀賞を獲得したしまねのしまだ氏「フィンダーロイド.mp4」が元になっており、相当な人気があった。
それを唐突に変更するというのはあまりにも考えづらく、「また釣りなのでは?」と疑ってかかると、やっぱり釣り(ただ歌詞字幕を入れただけ)というもの。うーん、満点。
クソ度:★★
オリジナルグッズの告知動画。
この「許してくれTシャツ」はとんでもない人気で、BOOTHで販売される度に速攻で完売となるのだが、三度目の再生産のお知らせ。ちゃっかりpixivFANBOXの宣伝も入れる。
このTシャツは筆者も持っておらず、普通に欲しい。誰か譲ってくれ…
■追記
再販で無事に購入できました!
クソ度:★★
ナナヲアカリ「チューリングラブ」のカバーだが、デュエット曲であるこの歌をまさかの”虚無”とコラボ。
女性パートで黙る姿には哀愁が漂って面白く、自分のパートではイキイキと歌う。サビではしっかりと音程も取っており、ネタ系の歌ってみた動画として普通にクオリティが高い。
概要欄の”虚無さんのチャンネル”にはgoo辞書「虚無」のページを入れていたりと、くすりと来る小ネタも。
もし背景映像がモザイクではなくオリジナルだったら最低評価も視野に入った。
45.ジャスト・ドゥ・イッ塔
クソ度:★★★★★
むしろこの動画こそが虚無ではないか?と思えるほどの薄味。
元ネタはレスリングシリーズのビリー・ヘリン塔だが、やはりニコニコのコメントが無いとキツい。
第2階層辺りから「次は何が来るのか」という期待すらなくなり、ただ淡々とフィンおじの活躍を眺める。
ド素人のなろう小説でももっと山場や葛藤があるだろう。いや、なろう小説に失礼か。満点。
クソ度:★★
RTAあるあるを詰め込んだ一作。
Just Do it おじさんの出現をカットするのだが、「”最近発見された技術”であるJDC(Just Doit Cut)を使うのには猶予3フレームの間にポーズを2回挟む必要がある」など、まさしくそれっぽい解説がなされる。
コメント欄でも視聴者によるそれっぽいコメントが蔓延り、本当に「フィンおじRTA」という競技があるかのような空間となっている。
RTAを見慣れている視聴者はくすりと笑えるし、結局クリアできないというオチも素晴らしい。
47.【#帰れない百物語】視聴者が最も阿鼻叫喚となった動画(フィンダーおじさん)
クソ度:★
にじさんじ所属Vライバー月ノ美兎の企画「100個怖い話するまで帰れない2020」に投稿された問題作「僕は巻き込まれ系主人公になれない」
普段の100本ノック動画よりも時間を掛けて制作したこともあり、そのクオリティは群を抜いている。
「本当に怖い話をするな」とコメント欄は阿鼻叫喚の地獄絵図となった。最低評価。
48.月ノ美兎委員長のフィンおじモノマネが似すぎな件【にじさんじ切り抜き】
クソ度:★★★★★
ここに来て「にじさんじ切り抜き」に手を出したフィンおじ。
字幕すら付けずにまさに手抜きの境地。満点。
あとこの姿の委員長普通に可愛くてなんか不思議な気分になる。
クソ度:ためになる
コメントのせいにしつつ開き直って今回も百物語ネタを続行。ホラー映像の作り方を真面目に解説する。
クソとかクソじゃないとかの話でもないので評価はなし。
クソ度:★★★★★
タイトル通りとは恐れ入った。
夜間に近所を駆け回るだけのフィンおじを眺めながら、本当に読む人がいるんだか定かではない文章を綴っていると、やけに虚しい気分になってくる。
本当に何なんだこの企画は。この動画は。満点。
このレビューもついに折り返し地点。
Hくんも満足気だし、全てが順調だ。
もう後戻りできないけどね。
ところでついさっきTwitterを見ていたら電車内で盲導犬を叱りつけているおばさんの動画が流れてきた。満点。
……まあそんな動画無いんだけど。
51.【悲報】フィンおじ、100本ノックの後半1本目を丸投げする。
クソ度:★★★
準レギュラー円メアリー氏への丸投げシリーズ5本目。
ここまで10本に1本のペースをしっかりキープ。
タイトルは「狂い笑点-Shoten Le Fou」で、元になっているのは映画「気狂いピエロ(原題:Pierrot Le Fou)」か。
しかし、まさかのマトリックスオチ。普通に怖い。
おまけ:「気狂いピエロ(Pierrot Le Fou)」レビュー
アイキャッチのように挟まる絵画と男女の掛け合いのモノローグが印象に残る刹那的愛の逃避行。
Wikipediaによると”脚本と呼べるものはなく、ほとんどのシーンは即興で撮影された”らしく、どれほど無秩序なのかと構えて鑑賞したが、むしろ詩的・劇的な会話やアクションが繰り広げられる。
主人公カップルの倫理観がナチュラルに欠如していて、唐突に人を殺したり、自動車を奪ったり、それをそのまま海に捨てたりと、破滅への道を軽やかなステップで進んでいく展開。途中何度かミュージカル的な演出もあった。
ストーリーの説明はほぼ皆無なので、予めあらすじを読んでからの試聴をおすすめする。
笑点や寿司は登場しない。円メアリーと関係ないかもしれない。
■追記
円メアリー氏本人のツイートにて、これが元ネタで合っているとのこと。(逆にどの辺が???)
52.フィンおじが前田地生に贈ったバースデー動画が失礼すぎると話題に
クソ度:★★★★
フィンおじがVtuberデビューを果たした上映イベント「FRENZ」の主催者である前田地生氏に贈ったバースデー動画を再利用……どころか、その前にオンライン上映イベント「RENDA」でも使っているので、再々利用である。(この出演は動画担当の「ngkz_」によるもの)
ちなみに前田地生氏のボイスはフィンおじがFRENZ2019で上映した「前田地生に慰めてもらえるシステム」より。また、この他にも度々登場するブレイクダンスの作画は「超宇宙意思」からの流用。
もう何が何やらだが、とにかく失礼の極み。それに対して「サボんな」という一言で済ます前田地生氏がいかに寛大なことか。
動画自体はちょっと面白い。
クソ度:フィンおじに救済を
にじさんじ所属Vライバー勇気ちひろ&鈴谷アキ(UnisonChouette)の歌ってみた動画「花に雨を、君に歌を」の映像を担当した話。フィンおじの動画担当ngkz_氏が鈴谷アキくんのファンであり、よく映像の依頼を受けているのでその繋がりからか。
また、珍しくフィンおじの100本ノックに対する真面目な心境が語られる。
評価はなし。
クソ度:★★★★★
”いつもの”改変シリーズ4本目。
モスキート音というか、ただフィンおじの声のピッチを高くしただけで本当に見る価値が無い。満点。
55.【検証】今更ポケモン新作予想で大喜利しても面白い回答ゼロ説
クソ度:★★
大喜利シリーズ2本目。
またしてもネットでよく見かけるネタで、ポケットモンスター「〇〇&✕✕」を埋めるというもの。
フィンおじリスナーのレベルが非常に高く、単純に面白い企画になってしまっている。
個人的なお気に入りは「線路先の5人 / 切り替え先の1人」「躁 / 鬱」
56.孤独のグルメおじさん
クソ度:★★★★
ただただ悲しい。
カップ麺なので”グルメ”では無いと思うのだが、これ以上の”孤独”があるだろうか。
せめてアーカイブではなくお昼配信を行っているVtuberを見ていてほしい。夜見れなとか桃鈴ねねとか、とっても癒やされるよ。
クソ度:★★★
「走るフィンおじ」のセルフリメイク。使い回しとも言う。
サムネに「忍者→」と描かないと伝わらない程度の衣装チェンジで昼に駆ける。
幼少期のあるあるネタだが、オチでは思わずくすっと来てしまう。小学生に大ウケしそう。
クソ度:★★★★★
「フィンダーおじさんの絵描きうた」のセルフリメイク。使い回しとも言う。
今回はフィンおじに加えて「どんぶり.jpg」の絵描き歌も追加。どんぶり.jpgに関しては後に投稿される「【大炎上】フィンダーおじさんが彼女バレ!? 100本ノック中止も?」にて、「本当はpngファイルなのでは?」という疑惑も出ているが、ここで実際にjpgファイルであることが確認できる。(ちなみにLINEスタンプ版は背景が透過されているのでpngファイルかと思われるが、動画に使っているものとは別モノと考えるのが自然だろう)
懐かしいBGMが聞けるのは嬉しいが、特に面白い場面は無くクソ。満点。
クソ度:★★★★★
準レギュラー円メアリー氏への丸投げシリーズ6本目。
フィンおじから連続して、「円ちゃんの絵描き歌」
円メアリー(84yen)作品に繰り返し登場するモチーフである寿司と犬の合せ技だが、その後テカテカの銅像に叱りつけられる。初のフィンおじノーコメント。
純粋に円メアリーの絵描き歌が見たかった気もするが、それを期待するのはあまりにもピュアで幼稚な発想だった。満点。
60.【Morning Routine】フィンおじのモーニングルーティン。
クソ度:★★★
最近流行りの”ルーティン紹介動画”
企業に勤める成人男性とは思えないような内容で、#FFFFFFの美白を保つための秘訣などが紹介される。まさに丁寧な暮らし。
何を参考にしたのか不明だが、やけにリアルな質感でフィンおじのインターネットものまね力が存分に発揮されている。
いよいよ後半戦に差し掛かった。
序盤は「残り〇〇本」の表示が拷問のように感じられたが、ここまで来ると徐々に減っていく数字が嬉しい。
Hくんはさっさと退場したが、僕はまだこのレビューの世話をしないといけないので栄養ドリンクを投与しつつ無心でタイピングを続けることになる。
あからさまな悪意を持った夕焼けが綺麗で、僕の信じている世界は本当におもちゃみたいにデタラメなんだなと実感するが、そもそもVtuberというもの自体が人形劇の延長線であり、それはヒトの持っているキャラクターに対する根源的な欲求の上にあるのだけれど、我先にと校庭に出てドッジボールをしていたHくんはそれを明確に卒業していた。
じゃあなんで僕はまだここにいるの?
61.【Night Routine】映像作家フィンおじのナイトルーティン
クソ度:★★★★
モーニングルーティンから続いて、今回はナイトルーティンの紹介。
「クソ動画クリエイター」ではなく「映像作家」と名乗るフィンおじ。
またしても丁寧な暮らしモノマネかと思いきや、”いつもの”パターンに入るという出オチ。
その後の展開はもう読めてしまうもので、特にひねりは無い。
62.【FallGuys】配信漬けのVヲタなら初プレイでクラウン余裕説
クソ度:★★
壺おじに続いて、今度は「FallGuys」の検証動画。
もはや普通の実況プレイ動画であり、クソ度は低い。
FallGuysのゲーム性を活かしてもっとクソな行動を取るなどの工夫がほしかった。
何故か爆発オチではなく画面左にフレームアウトして終わる。(本当に何で?)
クソ度:★★★★
コウメ太夫ネタというのは「どうぶつの森かと思ったら、コウメ太夫神経衰弱でした。」からの流れであり、それが「モスキートおじさん」と合流する形で”コウメ太夫のモノマネ”という新たな定番ネタを獲得するフィンおじ。
クソ × クソの掛け算によって逆にプラスに転じるかと期待がよぎるものの、普通につまらない。
クソ度:★★★★★
クソ動画ソムリエによるコメントが発端で巻き起こった論争により、またしてもコウメ太夫を擦ることになったフィンおじ。
あまりにも支離滅裂で面白くないが、これが完全なデタラメであったことが次の動画によって発覚する。
コメント欄のさらなる論争など、諸々含めて地獄。満点。
65.お騒がせしている例の件について謝罪と経緯の説明をします。
クソ度:★★★★
最近流行りの”例の件について”の動画。
前日の動画についての謝罪だが、後半は3Dモデルでの土下座を披露。何故か3アングルからの撮影で、当時見た時は少し笑ったような気もしたが、立て続けのレビューにより完全に見慣れてしまっているモデルなので、くすりともしなかった。
生まれてはじめて感性の消滅という危機に瀕して少し動揺している。休みたい。
クソ度:★★
100本ノックの前半50本の中で爆発オチまでの時間を計測しランキング化するという視聴者による動画。
作者のS寺氏は2020年1月からニコニコ動画にフィンおじMADを投稿しており、フィンおじや筆者と同じく名取さな推しであることからか、かなり頻繁にその名前を見かける。何故こんな動画の制作に時間と情熱を注いでいるのか、理解に苦しむ。
第1位はいったい何の動画なのか、それは自分の目で確かめてほしい。
フィンおじがちょっと透けているが、特に説明はない。
クソ度:★★★
daniwellP「Nyanyanyanyanyanyanya!」のカバー。
この歌詞の映像表現は「Wonder of Wonder」のPV、あるいはウェブアプリでも似たようなものが使われているので、最近見たという読者も多いだろう。フィンおじバージョンはこちら。
ラストの爆発によるソロパートは聴き応えアリ。
ちなみに、あの爆発の画像は23ktの核爆弾「バッジャー」によるもので、Wikipediaの「核爆発」のページに資料として掲載されている。
クソ度:★★★★★
”いつもの”改変シリーズ5本目。
台詞を倒置法にし映像を反転しただけの手抜き作品。
新たに台詞を収録しているわけではなく音声を切り貼りしているということがコメント欄の有識リスナーによって暴かれている。
また、文法の間違いを指摘された際に「うるさい!バーカバーカ」と返信するなど、もう全てにおいてクソ。満点。
クソ度:★★★
準レギュラー円メアリー氏への丸投げシリーズ7本目。
タイトルは「ねこっぽい犬か犬っぽいねこ」
これは筆者独自の解釈だが、猫か犬かわからない生物からそれが猫だと判明するまでに登場する様々な概念というのは、ヒトの歴史そのものを表しているのではないか。ヒトとは万物を分類したがる生き物であり、それは分類学という学問があることからも明らかである。その流れをあえてヒトとは対象的な生物である猫の吹き出しに押し込むことにより、人類の複雑さ、あるいは哀れさを全面に打ち出す。その後、猫が腹を空かせていると思い込み食事を与えようとするヒトは痛み(pain pain)を知ることになるが、最終的にはバットでの殴打(これは”暴力”のメタファーであると考えられ、人類の愚かさを強調している)により、猫をTŌFUの上に乗せてしまう。このTŌFUというのは、いわゆる”文字化け”を表すスラングであり、それはインターネットにおいて識別できないテキスト――つまり解読・分類することができない問題であると言える。要するに、冒頭の「猫かな?犬かな?」という問いは最初から答えることができず、最終的にヒトはただの緑(これは”植物”であり、思考する生物とは真逆 → パスカル的に言うと”ただの葦”)であると結論づけられる。これを補強する表現こそが、上述した「バッジャー」による核爆発の画像なのだ。
クソ度:★★★★
懐かしのフラッシュ「ペリーのお願い」のパロディ。原作は宮崎吐夢の音声作品。
左から順に、ドラえもん&田角陸、84yen氏、ヒバゴン、アカネチャンが並び、ペリーの格好をしたフィンおじがJust Do It おじさんに思いを馳せながらチャンネル登録を申し出る。
クソ動画ソムリエに対して「なんの意味があるの?」と問うシーンがあり、心の底から共感した。
とうとう7合目。
腐卵臭が凄いので早くここから出たいのだけれど、もう少し掛かりそうだ。
そう。もう少し、ただクソ動画を見て、それを褒め称える。
クソ動画は素晴らしい!
クソ動画は素晴らしい!
でもそうやって手放しに称賛を与えていると、自分の魂の大切な部分を少しずつ削いでいるような感覚が確かにあって、やっぱり僕にとってその行為はあまりにもウエイトがさっきからうるさいよ。
少し胃袋の音を聴いて目を閉じる。
クソ度:★★★★★
もう筆者から説明できることは無い。
というか、逆に説明してほしい。どうしてよりにもよってこれをリベンジしたんだ?
ちなみにこの豪水ネタがクソ動画だということはYouTubeのアナリティクスによって証明されている。満点。
72.フィンおじが「Ievan Polkka」を歌ってくれたよ【ロイツマ】
クソ度:★★★★
ロイツマ「Ievan Polkka」のカバー。
フィンおじが歌っているこのパートはスキャット的な部分で、歌詞に意味はない。しかし、最も有名な初音ミクの動画で歌っているのがこの部分で、「ニコニコ動画流星群」の歌ってみた等でも最も多く歌われているパート。筆者もこの部分だけは歌える。
ちなみに、この曲とネギの組み合わせが流行るきっかけとなったのは井上織姫の動画であり、決して初音ミクがオリジナルではない。
コウメ太夫についてはノーコメント。
73.クソおおきなかぶ
クソ度:★★★
クソおおきなかぶをTwitterで視聴者から募ったクソ画像たちと共に抜こうとするフィンおじ。
ほんのりと「クソデカ羅生門」からの流れを感じる。
筆者もオリジナルキャラクターの画像を送りつけたところ、「マジで何だこれ……」と引かれた。あんたに言われたくない。
個人的なお気に入りは「終わってる姓名判断」
74.ダンス許してくれダンス
クソ度:★★★★
Vtuberといえばこの曲、というのはもう過去の話だろうか。ナユタン星人「ダンスロボットダンス」をカバー。(あるいはセルフMAD)
サビ部分の音域が高すぎてモスキートおじさんになっている。
合いの手の部分ではコラボ相手やマスコットキャラクターたちが登場するのが定石だが、4人ともどんぶり.jpgなのは何故なのか。もっと他にいただろう。
コウメ太夫についてはノーコメント。
75.【検証】こすってる定番ネタ全部封印しても動画は成立する?
クソ度:★★★★
これまでボロ雑巾のように擦り続けてきた定番ネタを封印しても動画は成立するのか?という検証。
誰しもが予想できるオチだが、流石にそれは無いだろう……と思っていたらそれ。
ジャブもフェイントも無しの右ストレートは意外と入る。
76.Nyanyanyanyanyanyanya! feat.フィンおじオーケストラ
クソ度:★★
再びの「Nyanyanyanyanyanyanya!」カバーだが、今回はフィンおじオーケストラによるアレンジバージョン。
またセサミストリートが来るのかと思いきや、普通にお洒落で楽しげなサウンドに仕上がっている。
爆発のソロパートは健在。
77.チャンネル登録5億人突破してくれないかな マトリョシカmix
クソ度:★★
フィンおじのオリジナルソング「チャンネル登録5億人突破してくれないかな」をハチ(米津玄師)「マトリョシカ」のオケに乗せてマッシュアップ。
頭の「1 2 500000000」でいきなり面白い。
マトリョシカに合わせるために「特に 努力する気はないけど〜」の部分を後ろに持ってくるなどの工夫が見て取れる。
78.フィンおじクソ大家族
クソ度:★★★★★
CLANNADの作中歌・ED「だんご大家族」の……何だ、これは?
MAD、なのかな……うん。
ちなみに年寄りフィンダーおじさんは脱衣麻雀配信の時に用意していた姿。
もちろん満点。
79.【悲報】クソ動画100本ノック、外注先まで外注しだす。
クソ度:★★★★★
準レギュラー円メアリー氏への丸投げシリーズ8本目……のはずが、その円メアリー氏が更に映像制作を外注。結果的に下請けの下請けとしてフィンおじのキャラデザ担当杉本君が制作を請け負うことに。
彼の人気キャラクター「OKAZAKI」の登場に某界隈は大いに湧いた(?)ものの、あまりのクソさにチャンネルを出禁にされてしまう。
ちなみに、見切れているランキングの内容がどうしても気になる人はこの動画で2016年のものを確認することができる。
流石フィンおじの生みの親。満点。
80.水 没 お じ さ ん
クソ度:★★★★
”いつもの”改変シリーズ6本目。
ちょっと心が穏やかになるようなサウンドを楽しめる。
やけに丁寧に作られているが、それもそのはず。制作はまたしてもS寺氏。
もう本人以外の動画が10本に1本の割合を超えていないか?
80本のレビューを終えて、ぶどうジュースを飲んでから、ひとつ気が付いたことがある。いや、思い出したと言ったほうがいいかもしれない。
希望とはクソ動画ではなかったのだ。
それなら、どうしてHくんはあんなにゲラゲラと笑ってのたうち回ったの?「許してくれ」なんて、そんな台詞を、彼には口が裂けても言えないよ!!
僕には生まれてきた子供に「フィンダーおじさん」と名付けるような寛容さは備わっていない。
もうテコの原理でも何でもいいから、早く全部戻してほしい。
お願いします。
クソ度:★★★★★
絶対にバズる衣装としてフィンおじが選んだのは、現在超絶ブームとなっている鬼滅の刃っぽい柄。
そもそもこれは衣装なのか、何故PCやデスクにも色が着くのか、何故「許しません。」からの逆転裁判が様式美のようになっているのか、多くの謎が渦巻く意欲作。
脱衣シーンは上記麻雀配信の使い回し。満点。
クソ度:★★★★
一日遅れのハロウィンパーティとして、様々な”仮装”を披露するフィンおじ。
「フィンダーおじさん」っぽいようで全く掛かっていないような、何とも中途半端な概念を次々と繰り出す。「シンカーおじさん」では始球式以来のぬるぬる投球フォームを見ることができる。
これで笑ったらダメ。
83.【茶番】こすってる定番ネタ全部封印チャレンジ リベンジ編
クソ度:★★★★
定番ネタ封印チャレンジのリベンジ。
丁寧語のような意識高い系のような古のオタクのようなJKのような、よくわからない言葉遣いで喋るフィンおじ。しかし、途中で我慢できなくなってしまい、禁断のコウメ太夫を召喚。そのまま爆発オチへと導かれる。
コメント欄にて、コウメ太夫ネタを使ったことを「発作」と表現しており、流石にもうメンタルが終わってるんじゃないかと心配になる。
84.【お披露目】新ビジュアルが出来たクル!!【杉本君ありがとう】
クソ度:★★★
キャラデザ担当(チャンネル出禁)の杉本君が、フィンおじの新ビジュアルを書き下ろし。
しかし、コレジャナイので、新キャラクター「コレジャナイおじさん」として起用することに。
ちなみに、動画内で杉本ママと呼んでいるフィンおじだが、裏では「杉本」と呼び捨てにしており、今年開催のRENDAでは杉本君のTwitterをフォローしていないことが発覚して大いにウケていた。フォローしてあげてくれ……。
クソ度:★★★
杉本君「土下座.mp4」のパロディで、コレジャナイおじさんの絵描き(描かない)歌。
元ネタでラブライブ!の南ことりが登場するシーンでは、第2回クソコラコンテストでホラー部門賞最優秀賞を獲得した酢コンヴ氏の3回見たら死ぬフィンダーおじさんお徳用が3回表示される。これを最後まで見た視聴者は確実に3度は死ぬだろう。
死ぬ前にコレジャナイおじさんの顔が浮かんだら嫌だな……。
※100本ノック直後の打ち上げ配信にて「これは『フィンダー害悪部』の内輪ネタ」との発言があった。「土下座.mp4」以外にも同様のメソッドを使ったシリーズが存在し、「不信ちゃんの誕生日?マジなら害悪四天王が総力あげて祝うが。」でそれを確認することができる。(アップロードは「土下座.mp4」と同日)
クソ度:★★★★★
活動最初期(8年前)に制作したクソ動画をフィンおじが発掘。
動画は丁寧に作られてはいるものの、内容は非常に薄く、爆発が無かったりと味気なさが目立つ。
しかし、その根底に流れるクソ動画に対する姿勢や思想ははっきりと垣間見ることができ、”過去の自分に頼る”という展開を前提に視聴すると、なぜだか胸が熱くなる。
ここから現在に至るまでの道筋に対して、筆者としては「シンプルにクソ」という最大級の賛辞を贈りたい。満点。
87.【本音】VTuberにとってチャンネル登録者数はそんなに大事??
クソ度:だって男の子だもん
わかりそうでわからない、ちょっとわかる例え話。評価はなし。
88.【悲報】100本ノック最終局面で突然、「無理」になる。
クソ度:★★★★
突然「無理」になってしまったフィンおじから捻り出されたのは、季節外れの雪であった。
それは寂しさの象徴とも言える夜の駅にて、まるで小さな祝福を告げるかのように降り散らかす。
フィンおじが最期に望んだのは、クソ動画100本ノックで平均2時間削れた睡眠であった。
おやすみなさい。
ちなみに夜の東京駅は円メアリー(84yen)「バイトから帰ってきたらTLが東京駅の話題で持ちきりだった.mp4」でも扱われているモチーフ。
クソ度:★★★★
「無理」になってしまったフィンおじは、坂道を転がり降りていく。
その先にあったもの。それはフィンおじであった。
フィンおじに投擲されたフィンおじは、夜の東京駅でカップルを襲う。その姿はまるで、明日が来ることを受け止めきれない在りし日の少年――紛うことなき”自己”であった。
ちなみに、終盤に登場する少年のモーションは杉本君&不信氏「初心者でもわかるFLASHアニメーション講座」(2013年9月)で登場したものを反転したものだが、「糞動画の祭典「うごくクソ画像コンテストうんこ2013」オープニング」(2013年12月)では既にこの向きになっているため、この間のどこかで何らかの理由により反転したものと思われる。
また、「〜fin〜」の上の顔は「【FRENZ2015】映像制作を助けてくれ」のシリーズで登場する「PTSD」の人( =「PDCA」の人)の顔を丸く切り抜いたものだが、これは「FRENZ 2016 一日目夜の部オープニング -Break up your habit-」で田中ゴメスの顔にコラージュされたものとほぼ同一である。(左の鼻の穴のみ消失している)
「network」に関しては「糞動画の祭典「うごくクソ画像コンテスト」オープニング」(2012年)に登場するものが(某界隈で)現存する最古のコラージュ表現か。
フィンおじと杉本君のリアルなやり取りが垣間見れる感動作。
クソ度:後述
準レギュラー円メアリー氏への丸投げシリーズ9本目(ダブル外注を含める)
犬、猫、バトル、バッハ占い、そして寿司と定番ネタが大放出される。
事情により評価は後述。
残り10本という表示を見て仰天した。
だって、ついさっき始めたばかりなのに。
そっちはどう?
クソ度:後述
外注を断られたフィンおじが円メアリーのクソ動画を制作することに。
「はくねつ!お寿司バトル!」と同様の構図から、アルマゲドンへ。そして「トホホ…」と一言。
事情により評価は後述。
クソ度:★(+★★★★)
視聴者に仕掛けられたドッキリ企画のネタばらし。
なんと90本目、91本目で制作されたクソ動画は製作者が入れ替わっていた。
筆者の体験を正直に白状すると、90本目がフィンおじ作ということは見抜くことができなかった。しかし、91本目(タイトル「みかんジュースの作り方」)を試聴した際に、「やべぇ、本家との違いがわからねぇ……」と真剣に焦っていたので、それが本物であったことを知って心から安堵した。
これまでの流れを含めて、非常によく練られたドッキリ企画であると言えよう。最低評価。
しかしおまけのクソ動画は本当にクソなので、そこだけ満点。
93.【大炎上】フィンダーおじさんが彼女バレ!? 100本ノック中止も?
クソ度:★★
フィンおじが”まとめ情報を読み上げる動画”のインターネットものまねを披露。
クオリティとしては「そういうバイトしてたの?」と疑ってしまうほどで、更にはフィンおじの自己紹介としても機能している実用性の高い動画。
笑いどころこそ無いものの、フィンおじの底知れぬ力量を垣間見ることができる。
クソ度:★★
「豪水」の再リベンジ。
もうここまで来たら逆に面白いよ。
冒頭ではFRENZ2010オープニング映像「Assemblage」のBGM(どぶウサギ氏作曲)と共に煽りのテキストが入り、クロコダイルのモーションが阿波踊りになっている。
ハッシュタグ #私を嫌いになっても豪水は嫌いにならないで が付いている唯一の動画。
ちなみに現在Googleで「豪水」と検索すると動画の欄がフィンおじに汚染されており、ちょっとしたインターネット災害と化している。誰も困らないけれど。
クソ度:★★
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌「God knows…」のセルフMAD。
ちょいちょい挟まる爆発がいいアクセントになっており、コレジャナイおじさん→ツメゲリ部隊→登録者数の流れはこれまでフィンおじが歩んできたVtuberとしてのストーリーを彷彿とさせる。
ちなみに、God knows…は2006年リリースの曲だが、つい先日サブスクが解禁された。
音のハマり具合が癖になる一作。
96.【20,000人記念】この期に及んでPPAPを全力でやり切るフィンおじ
クソ度:★★★
チャンネル登録者数2万人の記念として、3Dモデルでピコ太郎「PPAP」の替え歌を披露。
ペンの部分を「フィンダー」、果物の部分を「おじさん」とすることによって、「フィンダーおじさんおじさんフィン」が誕生する。また、それを2セット用意して組み合わせる→更にそれを2セット用意して組み合わせる→とやっていくことで、最終的にはコレジャナイおじさんとなる。
その後、ライブ配信でスパチャしてくれた方々を爆破するという暴挙に出るわけだが、これを失礼の一言で切り捨てるファンはあまりいないだろう。クソと失礼は切り分けて考えるべきだ。
個人的にフィンおじ史上最も気色悪い動画。
ちなみにフィンおじ本人はこれを100本ノックで最も気に入っているらしい。
クソ度:★★★
準レギュラー円メアリー氏への丸投げシリーズ10本目にして最終回。タイトルは「格闘王」
バトル要素全開の手書きアニメーション作品だが、その作画は徐々に崩れていき、抽象的な線へと姿を変えていく。そして、二人の格闘家は最終的に「いか」と化してしまった。終始BGMはなく、ただ今日のごはんがいかであったことが告げられる。
フィンおじはそれを「無味無臭」と表現したが、少なくとも筆者はひとつのメッセージをこの動画から受け取った。
それは、今日のごはんがいかであったということである。
クソ度:★★
TVアニメ「クレヨンしんちゃん」より懐かしのOP「ダメダメのうた」の歌ってみた。
過去に登場したネタが次々と爆破されていく様はまさに壮観。
途中、「視聴者のコメントによりヘラっていた」という衝撃の事実が明かされるが、フィンおじの動画がクソならそれに付いてくるコメントはクソ以下の汚物なので、もうこの記事とか下痢便の垂れ流し大セールなので、もし読んでいたらあまり気にしないでほしい。
そもそも、何も創っていない人間が作品を”評価”することができると思い込んでいること自体が間違っていて、それでもレビューなどという浅ましい行為をしようと思えば、そこには最低限の知識とリスペクト、そして愛情が必要であると筆者は信じているし、それはこれまでの文章で少しでも伝わっていれば幸いである。
99.うんち
クソ度:うんち
ここに来てまさかの「うんち」
YouTubeからの通知で「フィンダーおじさん うんち」とだけ届いたのを見た筆者は「世界壊れた?」と心配になった。
元ネタは12年前のMAD動画「児童ポルノ(元タイトル「子供がノリノリでうんこをする動画」)」で、かの有名な「久本雅美の頭がカービィのBGMに合わせて爆発したようです。」(削除済み)の製作者自動販売機の中の人が投稿したもの。「がんばれゴエモン2」のBGMを用いている。
このMADのパロディネタは「ノリノリでうんこシリーズ」と呼ばれており、この動画もそれに当てはまると思われる。
「うんち」というのは、この100本ノック、ひいてはフィンおじ自身の活動テーマ「クソ動画」に通ずるものがあり、「うごくクソ画像コンテスト」のOP/EDでもしばしば登場するモチーフであることから、それは始まりの場所であり、最終的に行き着く場所であるとも言える。
そもそも創作という行為自体が排泄のようだと例えられるものであり、つまりクリエイターとは外部コンテンツより摂取した栄養を作品といううんちに変換して世に出している存在で、その中でもクソ動画をメインに据えているフィンおじ作品はもはやクソの中のクソであり、そこから生み出されたこの文章はもうクソを――て――した――――である。
失礼、過度に汚い表現を使ってしまいました。
100.【これで最後】クソ動画100本ノック、100本目の動画。
クソ度:空へ
フィンおじは歌う。
最後の一本に選んだ曲は、Orangestar「アスノヨゾラ哨戒班」
フィンおじは落ちていく。
背景に流れるのは、世界一クソな、それでいて美しい走馬灯。
フィンおじは辿り着く。
クソ動画100本ノックの終着点、それは――感謝の心だった。
おめでとうフィンおじ。
おめでとうリスナーたち。
そして、
おめでとう全てのクソ動画よ。
以上、クソ動画100本ノック全作品のレビューでした!
……全てが終わった。
つまり、今夜からはもう100本ノックの動画は無くて、レビューもしなくていいということだ。
嬉しいのか、悲しいのか、自分でもよくわからない。
筆者はこの記事を書いている間ずっと、朝起きてから眠るまで、そして夢の中でさえフィンおじのことを考えて過ごしていた。
終盤、フィンおじが体調不良になって動画投稿を休みがちになった時なんて気が気じゃなかった。「もしコロナだったらどうしよう」「100本ノックは中止?」「この記事はお蔵入りか!?」
そんな中、フィンおじのFANBOXで「無念」という記事のみがアップされた日には大慌てで有料プランに入って内容を確認しにいった。別にファンでも何でもないのに。僕は映像作家だと機能美pとかが好きなのに。
ただの風邪でよかった。
100本ノックの最終日、最後の1本のプレミア公開をみんなで鑑賞して、その後には打ち上げの配信があった。
そこには多くのファンや、Vtuberや、映像制作仲間が駆け付けて、みんなでフィンおじを祝福した。
それを見て僕は、ただただ誇らしいと思った。
自分が何かを達成したというわけではない。
でも、100本ノックが終わる頃にはそのくらいフィンおじに自分を重ねていた。
いや、フィンおじだった、と言っても過言ではない。
僕はフィンおじだった。
そう、そうなんだ。
僕はフィンおじで、フィンおじは僕だ。
あなたもそうですよ。
HAPPY END
■続編1
■続編2
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