野球選手の奥さんのことを「ブス」って書き込んだ人が訴えられたとかなんとか。
いやー、実にインターネットインターネットした話題ですね。
これが良いか悪いかって言う話にはあまり興味がなくて、それよりも、「何故人はネットで他人を貶すのか」ってところを掘り下げたい。
「そもそも人は悪口が好き」っていうのも勿論あるんだけど、もう少し別の角度から考えてみる。
まずは見る側の視点。
ブログでもYouTubeでもいいんだけど、こういう2つのコンテンツがあったとする。
A. ◯◯さんの良いところを挙げて褒め称える
B. ◯◯さんの糞なところを挙げてこき下ろす
この2択だと、ほとんどの場合でBが伸びる。(他の条件が同じならね)
自分が◯◯さんを好きだとしても嫌いだとしても、どんなこと言われてるのか見てみたい。
もしデタラメ言ってたりしたら、反論を書き込むなりして、いつの間にか拡散を手伝っている。もう、そういう構造になっている。
そして言う側の視点。
ブログを始めて改めて実感したことなんだけど、上手に他人を褒めるのは難しい。
これは商品とかサービスにも言えることで、褒めることによって、記事のコンテンツとしての面白さが犠牲になる場合が多い。
一方、貶すというのは誰にでも簡単にできて、尚且つ一定の面白さが保証される。
例として、織田信長をディスってみる。
いやあのね、「個人ブログで戦国武将をディスる」っていうシチュエーションが既に面白いんだけど、これは仕方がない。生きてる人間だと訴えられるかもしれないからね。
では早速。
……とは言っても、信長がどんな人だったとかあまりよく知らない。
強いて言えば、「部下に裏切られてリアル炎上した人」っていう認識。
凄いよね実際に燃やされるとか。ジャスティン・ビーバーですらピンピンしてるのに。
そうだ、あの有名な俳句なら知ってる。
鳴かぬなら
殺してしまえ
ホトトギス
唐突なサイコパスアピールやめろ。
いい年こいてキャラ作りに必死だよこのおっさん。手首とかに黒い包帯巻いてニヤニヤしてたタイプでしょ。わかるよその気持ち。
てかそもそも、状況が意味不明。「声が聞きたかった」って、高校生カップルのLINEか。そりゃホトトギス的にも「ちょっと焦らしてみようかしら」ってなりますわ駆け引きミスって殺されるけどね。
こんな奴が上司とか明智光秀にはマジで同情する。ブラックどころか真の闇だろこれ。
とまあ、かなり適当に書いても「それっぽく」なる。なったことにして。頼む。
どうしてかというと、「炎上」「サイコパス」「おっさん」とかのワードそのものが面白いから。そしてこれは件の「ブス」にも同じことが言える。「童貞」「陰キャ」「ガイジ」なんかも同様。こういった言葉は簡単に使えて効果が高い。
これが「褒める」となると、そう簡単にはいかない。
もう一度、織田信長に降臨してもらう。
信長のことはよく知ってる。教科書に載るレベル、っていうか実際に載ってたから。
俺の中では、「死の瞬間までドラマチックだった英雄ガチ勢」っていう認識。
凄いよな炎の中で舞うとか、岡田麿里でも思い付かないわその演出。
そして信長と言えばこの有名な俳句。
鳴かぬなら
殺してしまえ
ホトトギス
意思決定の早さが異次元。
もうちょっとさ、殺すまでのプロセスがあるでしょ普通は。スティーブ・ジョブズだってもっと考えてから殺すよ。いや、誰も殺してないけど。
てかそもそも、「鳴かないから殺す」っていう発想が斬新過ぎ。普段からこういう思考してるから、「戦で鉄砲使っちゃおうぜ」みたいな大胆な戦術も生まれてくる。
そりゃ武田勝頼も太刀打ちできないわ太刀だけに。
ほらちょっと厳しい。冷ややかな目で見ないで欲しい。頼む。
そもそも「織田信長の魅力」とか全然浮かばないし武田勝頼って誰?
あといま調べたら、「炎の中で舞った」ってフィクションらしい。なんか普通にショックだわ。
というわけで、「やっぱヒカキンすげぇな」って話でした。他人をディスらないコンテンツ縛りであの人気だもの。
今後ともHikakinTVをよろしくお願いします。
ちなみに本日の動画はこちら。
え、ナチュラルにディスってるんだけど。
しかも全然面白くないんだけど。
マジでセイキン最低だな。
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