花譜「不可解弐Q1」にて”音楽は魔法論争”を思い出す

インターネット老人ってほど古いネタでもないのだけれど。

でも大手メディアはこういうの書けないし、誰かしらが触れておいたほうがいいと思うので、メモ書き程度に。

 

 

先日、VSingerの花譜「不可解弐Q1」というバーチャルライブ配信を行って、そのクオリティの高さから各所で話題になった。

 

そのライブの第二部は「MAGIC MOMENTS」と題されていた。

花譜 & 理芽が「まほう」を披露し、そこから立て続けに神椿スタジオの4人のシンガー(魔女ガールズ)が「言霊」で共演するというもの。

そして、ライブの最後には2ndアルバム「魔法」の発表。

 

ちなみに花譜が「魔法」という言葉を強調するのは唐突なことではなく、それは3番目のオリジナル曲「魔女」まで遡る。

 

 

さて、ここからが本題。

 

花譜が「魔女」を歌うその前年、「音楽は魔法か否か」というテーマでTwitterを中心に議論になったことがあった。

 

火種となったのは「BAYCAMP 2017」という野外フェスで起きた、歌手の大森靖子とロックバンド「Yogee」の小競り合い。KAI-YOUさんの記事が詳しそうなので貼っておく。

 

で、その議論に参加して話題になっていたのが川谷絵音。

 

火に油を注ぐような形である。

 

彼は花譜とキズナアイ(Kizuna AI)のデュオ曲「ラブしい」を担当しているという関係で、それは今回の不可解弐Q1でも披露された。

 

 

川谷絵音は(更に遡っちゃうんだけれど)自身のバンドindigo la End「夜に魔法をかけられて」というアルバムを2013年に出していたり、その収録曲のラストが「雨の魔法」だったりする。

 

そして、2015年には「夏夜のマジック」をリリース。

この曲は花譜によってカバーされ、不可解弐Q1のスタッフロールのラストで流れた。

 

要するにめっちゃ夜でめっちゃ魔法。

 

この辺りの思想が、花譜のプロデューサーPIEDPIPER & 作曲家カンザキイオリと共鳴して、この2020年ついにひとつに重なったという感じなのかな。

 

これ以上(歌詞のワードとか)は掘り下げないので、興味のある人は自力で探ってみてね。多分ゴロゴロ出てくると思う。

 

 

余談。

俺は「音楽は魔法だ」って言い切るのは滅茶苦茶カッコいいと思うのだけれど、それと同時に「魔法なんかじゃない」って言っちゃうのも素敵だと思う。

そのどっちにも信念を感じるし、そもそも魔法の定義なんて誰も決められないのだから、自分の信じるものを信じましょう。

 

あと、花譜の歌声合成ソフト「可不”KAFU”」が出るらしいので、「はっぴぃ にゅう にゃあ」とか歌わせることができるようになるね。

 

これは魔法ですわ。

塗田一帆(ぬるたいっぽ)

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