0.1秒と11秒と永遠

ボクシングにはKOというルールがある。

いたってシンプルで、殴り倒されて10カウント以内に立てなかったら負け。

色々パターンがあるんだけど、前提知識はこれくらいで。

 

昨日、ボクシングの世界戦におけるKOの最短記録が更新されたらしい。

WBO世界バンタム級の王者ゾラニ・テテと挑戦者シボニソ・ゴニャの試合。

試合時間は11秒。相撲か。

 

 

試合の内容。

ゴニャの軽いリードジャブが空を切る。

テテが左手を下げてフェイント

テテの放った右フックがゴニャの顎を捉え、ダウン

ゴニャが失神していたので審判はカウントを省略。

 

 

ゴニャの詳しいプロフィールは知らないけれど、チャンピオンに挑戦するとなれば、想像を絶するような努力を続けてきたはず。それが、たった1発、0.1秒とかの攻撃で終了。

もしこれが他のスポーツだったらリベンジを目指してまた練習に励むんだろうけど、ボクシングで世界王者に再挑戦するのはかなり難しい。ゴニャは多分一生「◯◯していれば」と回顧するんだと思う。

 

ボクシングやっぱこえーな。

でも、やっぱおもしれーな。

塗田一帆(ぬるたいっぽ)

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