ボストン・ダイナミクスの新型ロボットが凄い。
まずはこの動画を見てほしい。
彼らの名前は「SpotMini」
何年か前に「キモいロボット」として話題になった四足歩行ロボット「BigDog」の改良型とも言える「Spot」シリーズの軽量タイプだ。よりスタイリッシュに、そして音が静かになっている。
動画では器用にドアを開けてるけど、中に人が入ってるわけではなさそう。むしろ入ってたら凄いよエスパー伊東超えてる。
こんなのうちの猫でもできないし、猫からしたら、こいつらは生物と区別がつかない気がする。とにかく「生きてる感」が凄まじい。
BigDogが話題になったときは、そのバランス能力をアピールするために「歩行中のBigDogが人間に蹴っ飛ばされる」という内容の動画が出回っていた。蹴られたBigDodは素早く体勢を整えて、決して転ばない。元々軍用として開発されていたから、そういうのが重要だったらしい。
Spot(大型の方)に関しても、全く同じような動画がある。
うん、蹴られてる。2度も。
しかし、SpotMiniが蹴られてる動画というのは存在していない。
何故か。
もし、他の個体のためにドアを開けてあげているあのSpotMiniを蹴ったりしたら、倫理的にまずい気がする。
そんな動画が公式から出たら、軽く炎上する可能性が高い。
この手の、ロボットと倫理の問題は近い将来大きな論争になる。断言できる。
炎上系YouTuberが、「aiboを燃やしてみた結果ww」みたいな動画を出すとか、そういうのがきっかけになる気がする。
正直、いまの段階では何がセーフで何がアウトなのか、よくわからない。
GoogleHomeを解体するのは大丈夫そうだけど、酷いフレーズを24時間喋らせ続けるのはどうだろう?
「私はポンコツです。生まれてきてごめんなさい」
あ、なんかダメそうな気がする。
機械工学と倫理、一見すると分野の遠い学問のようだけど、実は密接に関わっている。
人工知能の発展には哲学や脳科学との連携が不可欠だとか言われてるし、最先端の分野においては、人類のこれまで蓄えてきた英知を総動員させる必要があるらしい。そこに理系とか文系とかは関係ない。
テクノロジーが発展する度に問題は増えるけど、問題を解決するのもまたテクノロジーだったりして、なんだか人間って大変そうですね。
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