ハイパーグラフィアとライターズブロックの狭間で眠る

「あ、小説が書けない」となった。

この書けないというのは、ちゃんと説明するのは非常に難しいんだけれど、とにかく適切な単語が浮かんでこない状態で、プロットの難易度的には全く問題ないはずなのに中々筆が進まないという感じ。

 

しかし、いま俺は全く焦っていない。

理由は2つある。

 

ひとつは、それについてよく知っているから。

これは「ライターズブロック」という名前が付いている症状で、俺の場合は自律神経の乱れと同時に発症する。原因は気候の変化、いわゆる季節の変わり目というやつ。

数日前から一日中眠いのもそれによるもの。身体はだっるいし、ツイートすら面倒。

もう何もする気が起きない。

 

しかし、これには非常に簡単な解決策がある。

これが焦っていない理由の2つ目なんだけれど、これは時間の経過で回復する。具体的には、5月7日くらいには治る。

 

何故日付まで正確に言い当てられるのかと言うと、過去のデータが残っているから。

ぐったり日和

 

これ、自分でもマジで驚いたんだけど、「なんか単語が浮かんでこないんだが、確か前にもこんなことあったな」って思って自分のブログ内で検索したらヒットした。2年前のちょうど今日(4月24日)の記事だった。

ここから5月5日まで「書けない」って言ってグダグダ苦しんでて、でも7日からは普通に記事書き始めて、その翌日にはChrome拡張の「Pan for Video」を開発して、11日にはモデリングの勉強とかやり始めてる。(これは別の所にメモしてあった)

要するに、俺にとってライターズブロックは周期的であると同時にかなり短期的な症状であると言える。

※他の何かが原因の場合はこれに当てはまらない人もいます。

 

しかし、この状態というのは実は快適でもある。

俺は普段、文章が書けている時は「思考促迫」という症状に悩まされている。これは、頭の中に次々と言葉が浮かんできてうるせーっていうもので、それをテキストで出力しようとするタイプの症状を「ハイパーグラフィア」と呼ぶらしい。最近だとDiscord鯖の裏垢チャンネルに毎日何千文字も書き込みをしていたり。

ようするに、俺はハイパーグラフィアとライターズブロックを行き来している。

 

これはもう表裏一体というか、恐らく創作をする人間なら普段から大なり小なり感じているもので、書ける時はいくらでも書けるし書けない時は全く書けない。もうそういうもの。詳しくは、ちょっと量があってキツいけど、「書きたがる脳」という本がオススメ。実際に俺みたいな症状の医者が書いてる。

 

こうやって、何か不測の事態が起こった時に、それについて知っている&自分について知っているというのは滅茶苦茶有利な状態で、何もわからないのと比べて圧倒的に楽に対処することができる。「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」って昔の偉い人も言っていたとかいないとか。

ブログというのは、少なくとも自分については詳しく書いてあるので、こういう時に非常に役に立つ。ただ、そのためには(当然だけれど)その事を詳細に書いている必要があるので、「ライフログは積極的に残しておいた方がいいですね」というお話でした。

 

俺はもうGW開けまで書くことは諦めるので、その分本読んだり映画観たりしてインプットを増やそうと思う。思考促迫もちょうど止まってくれてるし。あとは、そうだな、寝たいだけ寝るよ。

政府に言われてるから「出掛けるな」って。

塗田一帆(ぬるたいっぽ)

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