もう時効ってことで軽く昔話でも〜KUNさん登録者100万人によせて〜

「どうも、初代KUN編集者の塗田一帆です」

↑これ、どうやらKUNキッズにとっては物凄くパワーがある言葉らしくて、普段から多用しないように気をつけているんだけれど、今日は特別な日なので解放します。

ただ、こういう肩書でありながら、俺から話せることってそれほど多くはないので、本当にちょっとした昔話というか、俺とKUNさんの出会いについて語っていこうと思う。

 

……と、その前に最近の話をしたい。

俺のTwitter見てる人はわかると思うんだけれど、2月16日にKUNさんとnegi556との3人で都内にある馬刺し屋さんで飲んできた。

 

 

この時に結構昔の話とかをしていて、そんな中で「あんなことあったね〜」みたいな事を色々と思い出したので、こうして”登録者100万人”というのを口実にあれこれ書いていこうと思う。中にはこれまで公開されていなかった情報もあるんだけれど、きちんと許可を取ってあるのでご安心を。

また、これを読んでいる中には「そもそもKUNって誰?」という人もいると思うんだけれど、この記事については完全に個人的な文章として、特定の人たちだけが理解できるように書くのでご理解ください。

 

 

彼の動画を初めて見たのは2015年のニコニコ動画でだった。

確か、特定の実況者のファンを「頭おかしい」みたいな感じで煽り散らかす動画だったと思う。ちなみに現在は削除済み。ニコニコでそういう動画を出す人ってちょっと珍しくて、なんとなく興味をひかれた。そして、彼のニコ生コミュニティに登録し、ライブ配信を見るようになる。

その年は、9月に「マリオメーカー問題」という騒動があって、なんとなくニコニコ界隈が全体的に荒れていた。そんな中、ある歌い手さん(以下、Hさん)がマリオメーカー問題に関する動画を投稿し、これが結構な物議を醸した。”煽り手”としてランキングを(特殊な手法で)荒らしまくっていたKUNさんはこれを見逃さず、Hさんの動画に対する反論動画を作るための会議をニコ生で配信していた。

ここで、俺が参戦することになる。

俺は一応会社経営の経験があって(とは言ってもひとり法人だけれど)、ウェブサービスにおける数字の見方が普通の人よりも分かった。それで、KUNさんにアドバイスをするという形で協力して動画を制作することに。多分今から見返したら相当お粗末な内容だったと思うんだけれど、その動画はやはり伸びて、それをきっかけに個人的に話すようになった。ちなみに、件の動画も現在は削除済み。

 

それからは主に煽り手動画を作るときのアイデア出し等で協力するようになって、「実況者が本物の神になる方法」とか、そういう意味不明な動画を一緒に作っていた。実際、いまKUNさんって主神とか呼ばれているので、「あ、ほんとに神になったんだ」って感動している。

俺が「初代編集者」になる前は、こういう風に変なポジションの人だった。

ちなみにこれは余談だけれど、KUNさんとHさんは最終的には和解して、一緒に対談動画を作ってDVDにして売るような関係になっていた。その動画の撮影場所として使われたのが、2月に行った馬刺し屋さんである。

 

さて、翌年の2016年。俺は彼の人気シリーズ「50人クラフト」の編集担当として採用される。

それ以前はずっとKUNさんがひとりで編集していて、ある日の深夜の配信中に「誰か手伝ってくれ」と悲鳴を上げていた。そこで、「手伝いますよ」と手を挙げたのが俺だ。俺は過去にゲーム実況をやっていたことがあって、簡単な動画編集スキルを持っていた。そんなわけで、彼のもとで働くようになった。

俺の実況者としての過去や、具体的な仕事の話はこの記事を読んでほしい。少し長いけれど、興味のある人は是非。

俺のマイクラだけみんなのと違ったんだけど

 

メインで編集をしていた期間としては2016年の1月〜約半年間くらい。公式の歴史からは消えているんだけれど、これは「説明が面倒だった」とのこと。

 

 

俺が編集の代行を始めた時は完全にステルスで、何の発表もせずにそれを引き継いだ。だから、ずっとシリーズを見てきたキッズにも違和感がないように、テロップを出す感じとか、そういうのはなるべく個性を出さずに、「KUNっぽさ」を重視した編集をしていた。

それが仇となるような事件が、俺が辞める時に起こる。

 

上の記事にあるように、俺にとってマイクラの動画編集は物凄く大変な作業で、ゴリゴリと自分の時間が削られた。そして、「辞めたいです」という話をして、新しい編集者を募集することに。そこで選ばれた人がKさんというんだけれど、俺からKさんに編集が変わった時に、コメント欄が滅茶苦茶荒れた。

 

「こんなのKUNさんの動画じゃない!」

「元に戻してください!」

「塗田を返せ!」

 

それで、急遽KUNさんと俺とKさんの3人で会議をすることに。

最終的に出た結論は、「もうKさんは失踪したことにしよう」というものだった。

実際はそんなこと無いんだけれど、「みんなが虐めたからKさんは失踪しました」という動画を作って、その後の編集はKさんがメインでやる→俺が監修(チェック、指導など)をするという形で、なるべく「塗田っぽさ」が出るような編集をしてもらった。BGMもテロップの出し方も時間を掛けて全部引き継いで、それは徐々に俺が作ったのとあまり変わらないクオリティになっていき、最終的に俺はフェードアウトする形になった。

 

後から聞いた話によると、そのKさんも半年くらいで辞めてしまって、少しの空白期間があってから、アボボ谷さんちゃんみやのふたりを雇い始めたらしい。それが2017年のことで、正史だと彼らが最初の編集者となっている。つまり俺とKさんという存在は紀元前の人物みたいな扱いでいいと思う。その方がなんか特別感あるし。幻の0人目的なやつね。

 

ということで、以上が俺とKUNさんの出会いのお話でした。

最近はマイクラの攻城戦企画にも時々参加しているので、見かけたら遠慮なく殺してください。

 

そうだ、最後にひとこと。

KUNさん、登録者100万人おめでとうございます!!

もし俺がマジで人生に行き詰まった時は助けてください!!

塗田一帆(ぬるたいっぽ)

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